« 2月11日~17日の週に観た劇場映画 | トップページ | 2月25日~3月3日の週に観た劇場映画 »

2018年2月25日 (日)

2月18日~24日の週に観た劇場映画

2月18日(日曜)~24日(土曜)の週は、8本の劇場映画を観ました。いろいろな意味で、印象深い作品が多かったと思います。

・エターナル(韓) ⇒韓国のスター俳優イ・ビョンホンがアクションを封印して、新たな境地を開拓 主役が韓国ソウルから飛行機に搭乗してオーストラリア・シドニーに向かうのでトリッキーだが、本作は魂の彷徨を描く 懐かしいシドニーのハーバー・ブリッジやオペラハウスも登場するが、タスマニア島の断崖の海岸風景は凄い 原題は"Single Rider"だが、「一人で浮遊するもの」という感じだろうが、「(追加修正のための)付箋」という意味もありそう
▼グレイテスト・ショーマン ⇒実在の米国興行師P.T.バーナム(1810~1891)にヒュー・ジャックマンが扮し、彼の半生を描く バーナムは移動式のサーカス形式の興行を創り上げた人物として知られる 19世紀当初の芸術は富裕な上流階級だけのものであったが、彼は庶民への娯楽・エンターテインメントを提供しようとした 「ラ・ラ・ランド」(2016)で有名になる前の楽曲担当2人にオリジナル音楽を依頼 歌と踊りそしてサーカスのコラボが素晴らしい セット、絵画などの美術とVFXもなかなか 原題も"The Greatest Showman"だが、あえて和訳すると「偉大な興行師」か
・サニー 32 ⇒昨年2月厳寒の新潟県長岡市・新潟市で撮影されたらしい 海辺の小屋の中での終盤のシーンはネット中継され視聴者からのコメントが 筆者にはなかなか作品の意図が理解できなかったが、ロケ現場が寒いためだろうが石油丸ストーブが部屋の中央に置かれていたのが印象的だった
・アバウト・レイ 16歳の決断 ⇒原題は"3 Generations"=「3世代」であり、本来女性家族3世代にまつわる話 3世代目のレイのトピックから始まって、だんだん3世代それぞれの秘密や悩みが明かされていくのが面白いところ 米国ではこんなにもLGBTの問題が一般的なのだろうか それでも結果はハッピーエンド 米国では本作は2015年公開だが、日本では今年になったので「The beguiled ビガイルド 欲望のめざめ」にも出演しているエル・ファニングの少女時代を鑑賞できる
320_15 ★THE PROMISE 君への誓い(西・米) ⇒1915年にオスマン(通称オスマン・トルコ)帝国で起きたアルメニア人虐殺事件は日本では余り知られていない これが本作のテーマであり、また「消えた声が、その名を呼ぶ」(2014独・仏・伊・露・ポーランド・加・土・ヨルダン)でもそうだった 1914年にドイツ同盟国側で第一次世界大戦に参戦したオスマン帝国 支配下に多くのアルメニア人を擁するロシアの介入を嫌って、翌年アナトリア半島の東南部に住むアルメニア人を現在のシリア・アレッポ付近(沙漠)に移住させようとした しかし、結果的に約150万人のアルメニア人を虐殺したとされる 本作では約4,000人のアルメニア人は地中海に面したトルコ南岸からフランス海軍軍艦に救出されたという史実を描く これには米国AP通信のアメリカ人記者が大きな役割を果たしたそうだ 救出された人々の大部分は最終的に米国に移住し、その子孫は数10万人に達しているという 原題も"The Promise"=「約束」 それにしてもオスマン帝国の支配下にあった地域に民族紛争が多いのはなぜだろう 旧ユーゴスラビア、シリア、イラク、ウクライナ、ジョージア、アルメニアなどがそうだ

・花咲くころ(ジョージア・独・仏) ⇒1991年にソ連から独立したジョージアの首都トビリシで生活する2人の親友少女たち 彼女らの1992年の春から夏にかけての出来事を描く ジョージア出身の女性監督が同国出身の少女2名を起用 原題は"Grzeli nateli dgeebi"だが意味不明
・RAW 少女のめざめ(ベルギー・仏) ⇒フランス人女流監督の問題作らしい 前半の獣医学校の新入生歓迎が過激でハチャメチャ 大音量音楽、ダンス、酒、タバコ、セックス、ゲイ等々からカニバリまで描く 教訓はないが不思議な作品 女性の観客が多かったのはなぜだろうか 原題は"Grave"(仏)="Serious"=「深刻な」
320_16 ★今夜、ロマンス劇場で ⇒映画への愛と夢が沢山詰まった作品 旧い映画館と古いフィルム作品、旧い映画撮影所、映画からの抜出し、モノクロとカラーの使分けなど、名作へのオマージュもふんだんに カラーテレビが出現し、映画の役割が変化し始めた1960年頃の話 B級作品のようにも思えるが、最近余り作品に恵まれなかったように見えた綾瀬はるかにとっては代表作の1つになるかもしれない ロケ地は、栃木県足利市の旧東映プラザ(作中ではロマンス劇場)、赤煉瓦工場「トチセン」(作中では京映撮影所)、松村写真館(作中ではアパート)、あしかがフラワーパークなどの他、東京、神奈川、群馬、茨城等首都圏各地

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

|

« 2月11日~17日の週に観た劇場映画 | トップページ | 2月25日~3月3日の週に観た劇場映画 »

映画(2018年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/38740/72966874

この記事へのトラックバック一覧です: 2月18日~24日の週に観た劇場映画:

« 2月11日~17日の週に観た劇場映画 | トップページ | 2月25日~3月3日の週に観た劇場映画 »