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2018年3月18日 (日)

3月11日~17日の週に観た劇場映画

3月11日(日曜)~17日(土曜)の週は、11本の劇場映画を観ました。最近の朝日新聞によれば、1年間に公開されている映画作品数は約1,200本とのことです。今回も実にいろいろな作品に出会いました。

・去年の冬、きみと別れ ⇒芥川賞作家・中村文則の同名サスペンス小説を映画化 手紙や証言が散りばめられたユニークな小説を、また独創的な解釈で映像化したようだ 三代目J Soul BrothersからEXILEを経て、最近数多くの作品で俳優にも挑戦している岩田剛典がよき共演陣を得て熱演 すべての種明かしを最終盤に持って行っているので、観客は期待を裏切られる ロケ地は茨城県守谷市、千葉県白井市、埼玉県越谷市、栃木県足利市などのようだ
・ハッピーエンド(仏・独・墺) ⇒フランス北部の街カレーに暮らす複雑な事情のある富裕な一家を描く オーストリアのミヒャエル・ハネケ監督が脚本も担当し、サスペンス要素も含む 原題も"Happy End"だが、内容は逆説的
・文豪ストレイドッグス DEAD APPLE ⇒朝霧カフカ原作で春河35作画の原作コミックをアニメ映像化 日本の文豪の名を持つ超能力者が激しい音楽に乗って戦うが、時々発せられる台詞は筆者には意味不明
▼ダウンサイズ ⇒人類小型化の話ではあるが、人口関節など小型化に適さない人もいるため全員が小型化されるのではなく、希望者のみが小型化されるという中途半端な展開 小型化の目的は所有資産が相対的に膨らみ富裕層になることと持続可能な地球環境の維持 しかし、小型化人類の世界にも貧富格差があり、また環境カルト的なものも存在 結局人は人助けのために生きるのが幸せと教えてくれているようだ 原題は"Downsizing"で直訳すると「小型化」
▼あなたの旅立ち、綴ります ⇒新聞・雑誌の訃報記事(obituary)を予めどう用意するかという面白い視点からの作品 米国の大女優シャーリー・マクレーンと若手女優のアマンダ・セイフライドが楽しく共演 いい訃報記事の4条件は、1)家族や友人に愛されること、2)同僚から尊敬されること、3)誰かの人生に影響を与えること、4)人々の記憶に残ること これらを満たすために2人は奮闘 人生の幸せと人生の終え方を何となく示唆 原題は"The Last Word"=「最後の言葉」

・北の桜守 ⇒吉永小百合の120作目の作品 南樺太から引き揚げた母子家族の苦難を描く 筆者の故郷北海道が舞台なので進んで観たが、やや予定調和的であった ロケ地は北海道稚内市と網走市が中心 樺太の家は稚内市で江蓮食堂は網走市で保存公開されるようだ 札幌市狸小路のホットドッグ屋は東京練馬区東大泉の東映撮影所内のセット 遠軽町の白滝駅と新栄野駅が登場したが、撮影は稚内市の抜海駅を使用したとか 一番驚いたのはせたな町にある太田山神社(太田神社)への参詣 急勾配の崖の上にある神社だが、撮影はスタント・ウーマンらしい
・ぼくの名前はズッキーニ(スイス・仏) ⇒多分粘土人形と膨大な時間を使ったストップモーション・アニメ作品 柔らかな色彩、人形の表情、美しい情景などが目に焼き付く ストーリーも心を和ませる 原題は"Ma vie de Courgette"(仏)="My life of Zucchini"=「ズッキーニとしての私の人生」か
・メイド・イン・ホンコン(香) ⇒香港返還の年、1997年に製作された作品の4Kリストア・デジタルリマスター版 素人俳優を起用した本作インディーズ作品で一躍有名になったのはフルーツ・チャン監督 危ない世界でぎりぎりで生きる若者たちの生と死を描く 原題も「香港製造 Made in Hong Kong」
・彼の見つめる先に(伯) ⇒2014年製作の珍しいブラジルからの作品 思春期の盲目の高校生を主人公に、幼馴染みの女子親友、優しい両親、学校での軽いイジメ、転校生との新しい友情、裏にあるLGBTの感情などを描く 素直な感情表現が瑞々しい 原題は"Hoje Eu Quero Voltar Sozinho"(葡)="Today I Want to Go Back Alone"=「今日は一人で帰りたい」
・ラッキー ⇒死期が近づく90歳の単身・独身の老人が、タンブルウィードが転がる米国西部の田舎町で、馴染みの人々とともに淡々とルーティンの日常をこなしていくのを描く ハリウッドの名脇役ハリー・ディーン・スタントンにあてがきされた作品で、昨年9月に91歳で亡くなった彼の最後の出演作となった やなり名脇役のジョン・キャロル・リンチが監督し、ハリーをよく起用したデイヴィッド・リンチ監督も出演 100歳のリクガメも重要な脇役か 原題も"Lucky"で主人公の名前でもあるが、その人生の在り方も示唆か

・ちはやふる 結び ⇒末次由紀原作コミックの映画化だが、「上の句」「下の句」(いずれも2016)に続く第3作目 やはり3作目はマンネリ化して少々難しい 元々2作で終わろうとしていたから余計にそう思うのかもしれない 主演の広瀬すずを始めとして、出演者は皆この作品から人気俳優に成長したと思う 皆そろそろ高校生を卒業してほしいな 前2作の時は余り注目していなかったが、松岡茉優もずっと出演していたんだ ロケ地は、クライマックスの滋賀県大津市の近江神宮・近江勤学館と龍谷大学瀬田キャンパス、そして東京の京王線沿線などらしい

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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