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2018年3月21日 (水)

劇場映画作品「アイスと雨音」を観て

昨日(3月20日)渋谷で劇場映画作品「アイスと雨音」を鑑賞
70分間ワンカットの作品
ワンカット映画作品のパイオニアは「ヴィクトリア」(2015・独)で、衝撃の全編133分のワンカット撮影
第87回アカデミー賞(2015)作品賞獲得の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2015・米)では、ワンショット撮影(リハーサルを充分に行い撮り直しをしない)を緻密につなぎ合わせて全編ほぼワンカット化
ワンカット撮影は舞台演劇と同じで、始まったら最後まで止まらない
したがって、稽古とリハーサルが重要で、撮影開始後は撮影監督(カメラマン)が現場監督で本来の監督は何もできない
「アイスと雨音」では、松居大悟監督が2週間ほど稽古を付け、塩谷大樹撮影監督が約70分間のワンカットで撮影
撮影は2日間4回行われ、最後の回のテイクが採用されたようだ
ロケは東京・下北沢の本多劇場の会場・スタジオと周辺商店街で行われたが、街頭や劇場内での撮影は結構大変だったようだDsc_0299
松居監督は本当に公演しようとしていた演劇が中止になり、2週間分の劇場使用料も払込済みだったので、口惜しくてこれを利用して何とかワンカット映画作品にならないかと、塩谷カメラマンに泣いて頼んだとか…
写真は終映後のトークショーに登場した、向かって左から松居監督、主演の森田想(こころ)、塩谷撮影監督

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コメント

別所で「ワンカット映画実験の試みはヒッチコックの『ロープ』かと思っていました。」というコメントをいただいたので、次のコメントを作成しました。

確かにフィルム撮影のアナログ時代のワンカット映画作品は、ヒッチコック監督の最初のカラー作品「ロープ」(1948)だったようですね。半世紀以上前の映画作品には余り詳しくないものですから…。
当時のフィルムによるワンカット撮影は10分余りが限度だったらしいので、実際は極力ワンカットに観えるように編集したと報道されています。そういう意味で「バードマン・・・」に似ています。ただし、ヒッチコック監督はフィルムを交換しながら、連続した実時間でワンショット撮影を継続したようです。
デジタル時代の撮影ではワンカット撮影時間に制限はないし、持ち運びやすい手持ちカメラで実に機動的に撮影できます。「ヴィクトリア」ではよりハンディなカメラで撮影されたと思いますが、「アイスと雨音」ではより高性能なカメラを使ったように感じます。塩谷カメラマンが70分間カメラを持ち続けたら、腕と肩が動かなくなった、さらにピントも絞りも操作していたと言っていたので、そう思いました。

投稿: kirk | 2018年3月22日 (木) 午後 02時01分

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