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2018年8月26日 (日)

8月19日~8月25日の週に観た劇場映画

8月19日(日曜)~8月25日(土曜)の週は、10本の劇場映画を観ました。見応えのある作品が多かったように思いますが、B級作品も観てしまいました。

・追想(英) ⇒英国ブッカー賞受賞作家イアン・マキューアン(1948~)の原作小説"On Chesil Beach"(2007、和訳本のタイトルは「初夜」、直訳は「チェシル・ビーチにて」)の映画化 マキューアン自らが脚本も書いている 砂ではなく丸い小石でおおわれた、英国らしく薄暗いが美しいチェシル・ビーチ(英国南部のウェイマスにあり、イギリス海峡に面す)で映像で始まり、そこで終わる 欧州には、フランスのニースもそうだが、小石のビーチが結構あるようだ 1962年の夏、英国ではまだ保守的で階級社会が色濃く残っている時代に、新婚旅行にチェシル・ビーチに来た若い男女の決意とすれ違いを、フラッシュバックを多用しながら描く BBC製作で、パインウッド・スタジオでも撮影 原題は原作小説と同じ"On Chesil Beach"
320_54 ▼詩季織々 ⇒「陽だまりの朝食」「小さなファッションショー」そして「上海恋」の短編アニメ3作によるオムニバス作品 いずれも中国の田舎と都市のエピソードだが、とても身近で哀愁のこもったストーリーと美しい映像が印象的 リ・ハオリン総監督(中)が新海誠監督(1973~)に働きかけ、新海監督作品を手がけるスタジオ「コミックス・ウエーブ・フィルム」が参加した日中共同作品 「陽だまりの朝食」のテーマがビーフンなので、お土産にビーフン2袋をもらった
・銀魂2 掟は破るためにある ⇒北海道出身の漫画家・空知英秋(1979~)の同名原作コミック(2004~)の実写映画化第2弾 すでにテレビ・アニメ化もされている 空知というペンネームは出身地の北海道空知地方からとっているらしい 原作もギャグ満載だが、本作も冒頭からギャグ炸裂で、オープニングを2度やり直すほど 北海道らしく発想にすべて制約や限界がないのがいい ただし、着ている制服が似ているので、フル・キャストなのに誰が誰だか分かりにくい連中がいるのが難 撮影は東映京都撮影所(東映太秦映画村)で行われた他、栃木県日光市・足利市、岐阜県、静岡県、東京都江東区豊洲などでロケをした模様
・劇場版コード・ブルー 緊急救命 ⇒ロングランになっているので、観逃さないように出かけた 2008年7月から放送されているテレビ・ドラマの劇場映画版 成田空港での航空機事故と東京湾アクアライン・海ほたるでのフェリー衝突事故を中心に展開 テレビ・ドラマは観ていないが、単純に面白い テレビ・ドラマのファンならば尚更だろう ただし、仕方がないかもしれないが、ドクターやナースが皆同じ制服・衣装を着ているので、見分けにくかった ロケ地は千葉県で、成田空港と海ほたるは当然として、印西市の日本医科大学千葉北総病院と千葉市の神田外語大学も使われたようだ
320_55 ★SHOCK WAVE ショックウェイブ 爆弾処理班(中・香) ⇒香港を舞台に、凶悪な爆弾テロリストと香港警察爆弾処理班の壮絶な闘いを描く 爆発の強烈なアクション映像は並外れていて見物 ロケのセットには相当な資金を投入したものと思われる 主演のアンディ・ラウ(1961~)も、意表を突いた演技もあり、熱演・好演 アンディは最終的に爆死したようにも思えるが、続編が企画されているらしいのでそうではないかもしれない 原題は「拆彈專家 Shock Wave」で、「拆彈專家(発音:Chāi dàn zhuān jiā)」は"bombing expert"=「爆弾の専門家」か "Shock Wave"は「衝撃波」

・ブッシュウイック 武装都市 ⇒米国ニューヨーク市ブルックリン区ブッシュウィックの地下鉄の駅を出ると、あたり一面は戦場と化していたという一種のパニック・サバイバル・B級作品 ヒロインは謎の男と一緒に市街戦を潜り抜けながら、祖母と妹を探す 長回しの映像が多いと思っていたら、手持ちカメラを使って全編でわずか10カットらしい テキサス州を主体とした有志州がアメリカ合衆国から独立を画策するという背景だが、米国人の中にはまだそういうことを考える人がいるということか 原題は単に"Bushwick"
・チャーチル ノルマンディーの決断(英) ⇒本作は、英国の元首相ウィンストン・チャーチル(1874~1965)が、米国を中心とした連合国軍が立案したノルマンディー(フランス)上陸作戦に、本当は反対していたという歴史的事実に光を当てる 第二次世界大戦中の1944年6月の話だが、チャーチルは英国国王ジョージ6世(1895~1952)の前で連合国軍最高司令官アイゼンハワー大将(1890~1969)に反対意見を述べたという チャーチルは第一次世界大戦中に海軍大臣として指揮したオスマン帝国とのガリポリの戦い(1915)、特にダーダネルス海峡での上陸作戦で英仏連合軍の若者約5万人を戦死、約10万人を戦傷させたトラウマがあった 妻の助言や婚約者が上陸作戦に参加しているタイピストの励ましなどにより、チャーチルは苦悩から立ち直り、6月6日午前6時に国民を激励するラジオ演説に向かった チャーチルは最も偉大な生粋の英国人(the greatest briton)ともいわれる 原題は単に"Churchill"
・センセイ君主 ⇒幸田もも子(1984~)の同名原作少女漫画(2013~2017)を月川翔監督(1982~)が映画化 浜辺美波(2000~)が演じる女子高生が、竹内涼真(1993~)演じる新任数学教師・クラス担任に一方的に恋しアタックする学園ラブ・コメディ 浜辺も竹内もなかなか好演で、浜辺の親友の川栄李奈(1995~)もいい味を出している 特に、美波は{君の膵臓を食べたい」(2017)の時より可愛くなっているような気がするし、表情も豊か 学園もの・お決まりの行事シーン、文化祭・合唱コンクールでは「JUDY AND MARY」の「Over Drive」をクラス全員で歌うが、1995年リリースのこの曲は筆者の記憶には余りない ロケ地は、学校関係は兵庫県西宮市にある神戸女学院大学と三田(さんだ)市にある三田祥雲館高校で、街中は神戸市や芦屋市だったようだ 度々登場し、ヒロインが大好きなすき家は東京都世田谷区桜新町の店が使われたようだ すき家とのタイアップ(プロダクト・プレイスメント)があったのではないだろうか またフランスとの往来があるので成田空港でも撮影された模様
・ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間 ⇒「メアリと魔法の花」(2017)のスタジオ・ポノックが新たに企画した新プロジェクト「ポノック短編劇場」の第1弾 「カニーニとカニーノ」「サムライエッグ」「透明人間」の短編3作から成る 「カニーニとカニーノ」の流水の表現は真に秀逸で感動
320_56 ▼検察側の罪人 ⇒雫井脩介(1968~)の同名原作ミステリー小説(2013)を原田眞人監督(1949~)が実写映画化 原作小説が面白いのだろうが、検察官が必ずしも真実を求めていないのではないかという衝撃的な内容 この点では韓国映画に似てきたのではないか ジャニーズの木村拓哉(1972~)と二宮和也(1983~)が初共演 裏社会の重要なキーパーソンを演じる松重豊(1963~)の演技が良かった ロケ地は、東京都、埼玉県、神奈川県など首都圏各地と静岡県・長野県 筆者が観てすぐ分かったのは、築地本願寺と東京の地下鉄銀座線の京橋駅のみ

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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