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2018年12月 2日 (日)

11月25日~12月1日の週に観た劇場映画

11月25日(日曜)~12月1日(土曜)の週は、6本の劇場映画を観ました。鑑賞数は少なかったが、強い印象を残した作品が多かった。

鈴木家の嘘 ⇒引きこもりの長男が突然自死したことを発見し、それにより意識を失った母親が覚醒した時に、母親のショックを和らげるために家族が咄嗟に嘘をつくことから始まるドタバタを描く 「嘘を愛する女」(2018)など沢山の作品で助監督を務めた野尻克己(1974~)が監督・脚本 ロケ地は東京都、埼玉県、群馬県、千葉県、栃木県、茨城県など首都圏各地
320_85ギャングース ⇒巷の評価はイマイチなところもあるが、筆者にはとても面白かった これが実在の少年たちをルポした話だなんて… 原作は肥谷(ひや)圭介(三重県・1979~)の同名連載コミック(2013~2017) ストーリー共同制作の鈴木大介(千葉県・1973~)のルポ・ドキュメンタリー小説「家のない少年たち 親に望まれなかった少年の容赦なきサバイバル」(2010)をベースにしている これを自主制作の「SR サイタマノラッパー」で一躍有名になった入江悠監督(神奈川県・埼玉県・1979~)が実写映画化(脚本共同兼任) 年少(少年院)で知り合った3人組が廃バスで暮らしながら、悪人からのアガリ(窃盗・強盗)を企む 車両の擬装用ナンバープレートなどを貸出す道具屋や振り込め詐欺の現場を詳細にリアルに映像化 ロケ地は今年2018年の真冬(1~2月)に埼玉県、神奈川県、千葉県、三重県など 少年たちが牛丼をかき込む「定食 丼 ラーメン 菊屋」は千葉県船橋市のJR総武本線船橋駅北口近くにある実在の飲食店のようだ
320_86恐怖の報酬 オリジナル完全版 ⇒1977年にウィリアム・フリードキン監督(米国イリノイ州シカゴ・1935~)が企画・製作した本作は、121分のオリジナル完全版を4Kデジタル・リマスター化した上で、日本初公開 1977年の米国公開時は同年公開の「スター・ウォーズ」(1977)人気に押されて不振 映画会社が勝手に92分の短縮版を製作し日本などの外国で公開された経緯がある フリードキン監督とは「フレンチ・コネクション」(1971)と「エクソシスト」(1972)が世界中で大ヒットし30歳台半ばで一流有名監督に 「フレンチ・コネクション」で第44回アカデミー賞(1972)作品賞・監督賞など5部門を、「エクソシスト」で1973年米国興行収入トップと第46回アカデミー賞(1974)脚色賞・音響賞を獲得 本作はユニバーサルとパラマウントの2大メジャー・スタジオが2,000万ドル(現在価値約100億円)もの製作費を共同出資し、米国、フランス、イスラエル、メキシコ、ドミニカの5ヶ国で2年間の製作期間を費やして完成させたという異例尽くしの大作 原作はフランスの小説家ジョルジュ・アルノー(1917~1987)の"Le Salaire de la Peur"(仏)="The Salary of Fear"=「恐怖の報酬」(和訳本なし) 一度フランスのアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督(1907~1977)により同名で映画化(1952)されているので、本作はリメークになる メキシコ・ベラクルス、イスラエル首都エルサレム、フランス首都パリ、そして米国ニュージャージー州エリザベスでそれぞれ悪事を行ったため、ギャング・マフィア・ヤクザに追われ中米ニカラグア首都マナグアに逃亡した4悪人 4人はおのおの1万ドルの報酬と引き換えに、南米の小国ポルベニール(架空の国か)でジャングルの先300kmにある油井まで油井火災消火用のニトログリセリンをトラックで運ぶ仕事を引き受ける 何と言っても見物なのは、わずかな刺激でも爆発しかねないニトログリセリンを積んだ2台のトラックを、道なき道を走り壊れそうな橋をギリギリで渡ってジャングルを突破し、岩山にある油井火災の現場まで辿り着く、終盤の衝撃的で息を呑む映像 原題は"Sorcerer"=「魔術師、魔法使い」 フリードキン監督はあのフランス人女優ジャンヌ・モロー(1928~2017)と1977年から2年間結婚していたらしい
モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト(英) ⇒音楽が主体の作品だが、現代の英国ロンドンも若者が生きづらくなっていることを感じる そういう意味では本作はエセ・ハッピー・エンドではないか 時系列が相当に前後するので頭が結構疲れる ヒロインは少しソバカスが目立つのでは… 原題も"Modern Life Is Rubbish"=「現代の生活は酷い、くず」
台北暮色(台) ⇒いずれも孤独な3人:インコを飼う一人暮らしの女性、車(スズキ)で生活する男、そして適応障害の少年が台北の街中で交差 街並の映像は美しく芸術的 ロケ地は台湾の台北市各地と新北市らしい 原題は「強尼・凱克 Missing Johnny」=「インコ・ジョニー ジョニーは行方不明」か

斬、 ⇒東京都渋谷区出身の塚本晋也監督(1960~)の初時代劇作品らしい 本作で3度目のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品を果たした 江戸時代末期に田舎から開国で揺れる江戸へ向かおうとする武士が、真剣で斬るということに向き合う姿を描く 塚本監督がキャストとしても出演しているが、少々登場し過ぎのような感じも… ロケ地は全編山形県鶴岡市とのこと

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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