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2019年3月24日 (日)

3月17日~3月23日の週に観た劇場映画

3月17日(日曜)~3月23日(土曜)の週は、10本の劇場映画を観ました。B級作品にも面白く、興味深いものがありました。

たちあがる女(アイスランド・仏・ウクライナ) ⇒アイスランドの独身女性環境活動家が、待望の養子縁組が成立し米国に渡ることになったことで、地元のアルミニウム精錬工場と原発に最後の決戦を挑む 彼女が走り回る広漠たるアイスランドの自然が印象的 最後には彼女はついに逮捕・投獄されるが… 彼女が決意した行動に移る時にはトリオの楽団が現れてリズム演奏するのも面白い 原題は"Woman at war"=「戦争状態の女」か
320-20190324t093118075ラストタンゴ・イン・パリ 4Kデジタル・リマスター版(伊・仏) ⇒1972年にイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督(1940~2018)が製作(兼脚本) 彼が昨年亡くなったことから、4Kデジタル・リマスター版で緊急追悼上映 ベルトリッチ監督は「ラストエンペラー」(1987・伊・英・中)で第60回アカデミー賞(1988)で作品賞、監督賞、撮影賞など9部門を席捲したことで有名 フランス・パリで妻を自殺で亡くしたホテル経営者の中年米国人男性と結婚を控えた独身フランス女性の間の短期間のアフェアーを描く 「ゴッドファーザー」(1972)のマーロン・ブランド(ネブラスカ州出身・1924~2004)が主役 アナル・セックスを想起させるシーンもあり、撮影は大変だったらしいし そのためかイタリアでは公開後4日目に上映禁止になったり、日本では一部カットになったりしたそうだ 原題は"Last Tango in Paris"=「パリでの最後のタンゴ」か
イップ・マン外伝 マスターZ(香・中) ⇒久々に香港発の本格的中国拳法・マーシャルアーツ主体の作品を観た 1960年代の香港で、拳法の主流派争いに負け拳法を封印した主人公と麻薬密売犯罪組織との争いを描く 原題は「葉問外傳 張天志 Master Z: Ip Man Legacy」(中・英)=「葉問を外れた伝記 張天志 イップ・マンの遺産:マスターZ」か
サッドヒルを掘り返せ(西) ⇒映画のロケ地・聖地巡礼からロケ地発掘・復元にまで至った話に関するドキュメンタリー作品 問題の映画作品はマカロニ・ウエスタン(英語ではスパゲッティ・ウエスタンと言うそうだ)の傑作「続・夕陽のガンマン」(伊・1966) この作品の監督はセルジオ・レオーネ(伊・1929~1989) 原題は"Il buono, il brutto, il cattivo"(伊)="The Good, The Bad and The Ugly"=「善玉、悪玉、卑劣漢」だが、邦題はなぜか当初「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」 米国と日本での公開は翌年1967年 「続・夕陽のガンマン」の最後のクライマックス・シーンがサッドヒルという広大な墓地での三角決斗 このサッドヒルのロケは1966年夏にスペインの首都マドリッドの北方約250kmにあるブルゴス郊外のミランディージャ渓谷で行われた 2014年に4人で始めたサッドヒルの発掘・復元作業は欧州中から賛同者を得て、当時数百人のスペイン軍兵士によって造られた5,000基の墓標のうち2,000基を復元 2016年に現地でロケ撮影50周年記念イベントが催され、音楽担当のエンニオ・モリコーネ(伊・1928~)や主演のクリント・イーストウッド(1930~)がビデオ・メッセージを寄せた 原題は"Sad Hill Unearthed"=「サッド・ヒル発掘」
君は月夜に光り輝く ⇒京都府出身の小説家・佐野徹夜(1987~)の処女作「君は月夜に光り輝く」(2017)の映画化 「君の膵臓をたべたい」(2017)の月川翔監督(1982~)が若手人気俳優永野芽衣(東京都・1999~)と北村匠海(たくみ・東京都・1997~)を主演に起用 発光病という架空の不治の病にかかり、外出できないヒロインが、いろいろと屋外での代行を頼むというのが大筋 スマホを使ってライブ中継するという今風の道具も登場 ヒロインの病室が一流ホテルのスイート・ルーム位の広さ・設備なのが少し違和感 男同士でロミオとジュリエットを演じるのは新鮮 昨年2018年10月から11月にかけて撮影が行われたロケ地は各地にわたっており、学校は栃木県足利市、病院は富山県射水市、葬儀は東京都江東区、遊園地は練馬区のとしまえんと稲城市のよみうりランド、モールは江東区お台場のヴィーナス・フォート、バンジージャンプは茨城県常陸太田市の竜神大吊橋などか

クロガラス1 ⇒時間つなぎで観た、エイベックス製作のB級作品 東京・新宿歌舞伎町でホストクラブがらみの金にまつわるトラブルを、有料で解決する解決屋の何でもありの活動を描く それなりに面白い 2.5次元舞台俳優の崎山つばさ(千葉県出身・1989~)の初主演作品らしい 2.5次元俳優とは2次元の漫画、アニメ、ゲームなどの原作のキャラクターを、3次元の舞台で演じる俳優のことのようだ
九月の恋と出会うまで ⇒石川県金沢市出身のSF・推理小説家・松尾由美の同名原作小説(2007)を映画化 主演は高橋一生(東京都・1980~)と川口春奈(長崎県出身・1995~) 基本的にはハッピー・エンドの話だが、タイムトラベルを扱っているので、1年間の出来事が入り組みながら進行するので、少々複雑であり時々訳が分からなくなる ロケ撮影は昨年2018年春に、埼玉県飯能市をメインとして、神奈川県横浜市・相模原市・藤沢市・茅ヶ崎市、東京都港区・江東区などで行われたようだ
サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所 ⇒米国ニューヨーク市の教会にLGBT(性的少数者)の人々を支援する土曜日の集会があることは知らなかった 本作は新鋭監督が自身も参加したそういう活動を基に、ニューヨーク市ブロンクス区を舞台に母子家庭で育つ黒人少年の性的少数者としての苦悩をミュージカル仕立てで描く 原題は単に"Saturday Church"=「土曜日の教会」
バンブルビー ⇒映画「トランフォーマー」シリーズ(これまで5作・2007~2017)の最新作 バンブルビーがなぜ地球に来たかを明かす 主役の少女を、筆者の大好きな作品「トゥルー・グリット」(2010)で一躍有名になったヘイリー・スタインフェルド(カリフォルニア州出身・1996~)が演じる 残念ながら相変わらす空中戦ばかりで、何が何だか… エンド・クレジットに登場するVFX担当は200~300人で少ない方か 原題は"Bumblebee"=「マルハナバチ(丸花蜂)」
320-20190324t092557596▼▼Bの戦場 ⇒「B」とは「BUSU(ブス)」のこと 本作はブスへの福音か救済か 原作があり、ゆきた志旗(しき・埼玉県在住以外は詳細不明)のコミック「Bの戦場」シリーズ(2016~2019・6巻)がそう 映画化は吉本興業の100%子会社KATSU-doが製作 吉本がらみのためか、辛辣な表現が満載だが、ユーモアもお笑いもオチも散りばめてあり、真剣に面白い 「絶世のブス」(「霊長類最強のブス」という表現もあった)の主人公に吉本の2人組女性お笑いコンビ「ガンバレールヤ」のボケ担当よしこ(愛知県豊田市出身・1990~)を起用 彼女はホテルのベテラン・ウェディングプランナーで、2人のイケメン男性に好意を寄せられる 結婚式・披露宴の企画・実施に関してもいろいろなドタバタ、トラブルもありあきさせない ロケ地は、メインのホテルが埼玉県さいたま市にあるホテル・ブリランテ武蔵野 他に所沢市の西武園ゆうえんち、神奈川県横浜市、東京都立川市・中央区など

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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