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2019年9月 1日 (日)

8月25日~8月31日の週に観た劇場映画

8月25日(日曜)~8月31日(土曜)の週は、6本の劇場映画を観ました。話題作、問題作が多かったように思います。

6a0aca6ed9780a1dドッグマン(伊・仏) ⇒1980年代終わりにイタリアで実際にあった事件を土台にして、創作された作品らしい ローマ出身のマッテオ・ガローネ監督(1968~)が映画化(兼製作・原案・脚本) 小柄で、人が良く、いかにも弱そうな、「ドッグマン」という名の犬のトリミング・サロンを経営する主人公をマルチェロ・フォンテ(伊・1978~)が演じる ガローネ監督も脚本は創るが、撮影現場で俳優たちと議論しながら、アイデアも出して映像制作する方法をとるようだ 身体が大きく、いかにも暴力的で、コカインもやる友人が主人公に弱い者イジメをするという、世界に普遍的にある情況が出発点 離婚はしているが、娘とも頻繁に会い、フットサルを一緒にやるなど商店街との関係もいい主人公が、悪友日本語よりついには追い込まれる 2人の関係をいかにもリアルにありそうなものとして描く ロケ地はイタリア・ナポリの40km位郊外にあるコッポラ村らしい 原題も"Dogman"
993df58cf5368acfロケットマン(英・米) ⇒ご存じ英国出身のシンガー・ソングライターでロック・ミュージシャンであるエルトン・ジョン(1947~)の自伝的音楽作品 本人も製作陣に加わっている 英国ウェールズ出身の俳優タロン・エガートン(1989~)がエルトンを演じ、すべての作中歌を吹き替え(口パク)なしで歌っており、エルトンもその歌唱力を認めたらしい ロック・バンド・クィーンのヴォーカル・フレディ・マーキュリー(ザンジバル出身・1946~1991)の自伝的作品「ボヘミアン・ラプソディ」(2018)で解雇された監督の後を継いだデクスター・フレッチャー(ロンドン出身・1966~)が本作も監督 「ロケットマン」(1972)はエルトンのヒット曲だが、彼を世界的に有名にした「君の歌は僕の歌(Your Song)」(1970)を作曲した時の作詞家との出会い、ゲイのマネージャーの辣腕、レコーディング・エンジニアのドイツ女性との結婚・破綻、酒・クスリに溺れることなどが赤裸々に描かれる 冒頭で独特のコスチュームで身を包んだエルトンが告白セラピーに登場し自身の過去を語り始める フレディと同様、同性愛・ゲイの世界でもあり、音楽の天才には何か普通人とは違うものがあるのだろう ただ、男同士がディープ・キスをし、身体をまさぐり合うのを観せられるのにはかなり抵抗が… 原題も"Rocketman"
劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD ⇒劇場に入って真っ先に感じたことは、なぜ女性の観客ばかりなのだろうかということ 主役の田中圭(東京都出身・1984~)が女性に大人気なのだろうか 同性愛・ゲイの話だが、明るくコミカルでプラトニック・ラブ的雰囲気になっているのが好かれるのだろうか 大人の男の三角関係が、本作ではさらに発展し五角関係に展開 このところゲイ・同性愛にまつわる作品が多いのは偶然だろうか ロケ撮影は、今年(2019年)3月末から4月末までのわずか1ヶ月間で、東京都・神奈川県などの首都圏、群馬県高崎市の工場跡、そして香港とこの順で回った模様
ダンスウィズミー ⇒筆者から見ると「ウォーター・ボーイズ」(2001)、「ロボジー」(2012)、「サバイバルファミリー」(2017)など不思議でマニアックな作品を創る矢口史晴(やぐちしのぶ・神奈川県伊勢原市出身・1967~)監督が製作(兼原作・脚本) 大道芸人の催眠術師の技にかかり、音楽が流れると踊り出すというヒロインを三吉彩花(埼玉県さいたま市出身・1996~)が演じる ミュージカル仕立てだが、後半は東北・北海道と回るロード・ムービー的にもなる ロケ撮影は2018年7月下旬~10月上旬に、東京都、千葉県、埼玉県、栃木県などの首都圏から、新潟市、北海道函館市・北杜市・七飯町などで行われた模様 筆者が今年8月に訪れた函館北斗駅や大沼国定公園付近のJR函館本殿と国道5号線が並走する場所も使われている
イソップの思うつぼ ⇒昨年「カメラを止めるな」(2017)で大注目を浴びた上田慎一郎監督(滋賀県出身・1984~)が、その時のスタッフでもあった浅沼直也監督(長野県出身・1985~)と中泉裕矢監督(茨城県出身・1979~)と共同で製作(脚本も共同) 亀、兎、戌の3家族とその少女たちが絡む犯罪事件 話がややこしいので、前作よりやや切れ味が鈍いように感じる 撮影は昨年(2018年)11月にわずか9日間で行われた模様 ロケ地は埼玉県川口市、群馬県中之条町・四万温泉などか また川口市にあるSKIPシティ彩の国ビジュアル・プラザでも撮影・編集が行われたようだ

永遠に僕のもの(アルゼンチン・西) ⇒アルゼンチンでは知らない人のいない、カルロス・ロベルト・ブッチ(ブエノス・アイレス出身・1952~)による事件を基に映画化 全く常軌を逸した犯罪映画作品であるが、当時の防犯対策の限界も分かる カルロスは1971~72年に11件の殺人事件と数10件の強盗・窃盗事件を起こし、逮捕され終身刑を受け未だに服役中 逮捕時に人々はその少年の美貌に驚き、「青年版マリリン・モンロー」「死の天使」「黒い天使」などと呼んだ アルゼンチンのルイス・オルテガ(ブエノス・アイレス出身・1980~)が監督(兼脚本) スペインの奇才ペドロ・アルモドバル(ラマンチャ出身・1949~)が製作陣に入っている 本作ではカルロスはカルリートスという名前で登場し、アルゼンチンの若手俳優ロレンソ・フェロ(ブエノス・アイレス出身・1999~)が演じている 原題は"El Angel"(西)="The Angel"=「天使」

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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