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2019年9月 8日 (日)

9月1日~9月7日の週に観た劇場映画

9月1日(日曜)~9月7日(土曜)の週は、5本の劇場映画を観ました。「引っ越し大名!」は少し書き過ぎました。

8fc769a341727892引っ越し大名! ⇒大阪府豊中市出身の土橋章宏(1969~)の原作小説「引っ越し大名三千里」(2016)の映画化(兼脚本) 土橋の小説が映画化されるのは「超高速!参勤交代」(2014、脚本2011・小説2013)、「超高速!参勤交代リターンズ」(兼脚本・2016、原作は2015)そして「サムライマラソン」(2019、原作は2014「幕末まらそん侍」)に続いて4作目 1682年(天和2年)に播磨姫路藩の藩主松平直矩(なおのり・1642~1695)が国替えで豊後日田藩に引っ越した史実に基づく 越後高田藩の御家騒動(越後騒動・1679~1681)に関する調整の不手際を幕府より指摘され、領地も15万石から半分以下の7万石に減らされた(ここの経緯は本作では少し変えられている) 松平家は越前大野藩→出羽山形藩(1644)→播磨姫路藩(1648)→越後村上藩(1649)→播磨姫路藩(1667)→豊後日田藩(1682)→出羽山形藩(1686・10万石)→陸奥白河藩(1692・15万石)と引っ越しており、直矩は「引越し大名」ともあだ名された この逸話は女流小説家・杉本苑子(東京都新宿区出身・1925~2017)により「引越し大名の笑い」(1991)としても小説化されていた 本作では姫路城で国替えが決まってから10日後に日田永山城に到着するまでを主に描く 書物好きのひきこもり書庫番(星野源・埼玉県蕨市出身・1981~)が「引っ越し奉行」に任じられ、重臣の意地悪・裏切り、捨断離、家臣一同による自前の引っ越し作業、商人からの借金、家臣のリストラなどに苦心する様を面白可笑しく観せる 特にリストラは現代に通ずるところも多く、家臣の一部は苦渋の決断で百姓になる この場面では小澤征悦(ゆきよし・米国サンフランシスコ出身・1974~)と不祥事発覚前のピエール瀧(静岡市出身・1967~)が出演 小澤は先日代議士の小泉進次郎(神奈川県横須賀市出身・1981~)と結婚した滝川クリステル(仏国パリ出身・1977~)と結婚間近で交際していたのは有名 監督は「のぼうの城」(2012)の犬童一心(東京都出身・1960~)で、幼馴染みの御刀番を高橋一生(東京都出身・1980~)が、苦労のまま亡くなった前任引っ越し奉行の娘役を高畑充希(東大阪市出身・1991~)がそれぞれ演じる 高畑は結構キリリとしており、少し綺麗になったような気がする ロケ撮影は昨年(2018年)5~6月に行われ、松竹京都撮影所に加えて、姫路城(兵庫県姫路市)、彦根城(滋賀県彦根市)、伊賀上野城(三重県伊賀市)、篠山城(兵庫県丹波篠山市)、丸岡城(福井県坂井市)、兵庫県南あわじ市(淡路島)、京都府京丹後市、滋賀県高島市などが使われた模様
火口のふたり ⇒親子2代の直木賞作家である白石一文(福岡市出身・1958~)が東日本大震災(2011)後に書いた同名小説(2012)が原作 若松プロダクション出身の脚本家・新井晴彦(東京都出身・1947~)が監督(兼脚本) 大震災後の終末感・虚無感が漂う中で創作された原作は、逆に男女2人の狭い関係の中で表現されている 出演者は柄本佑(たすく・東京都出身・1986~)と瀧内公美(富山県出身・1989~)の2人だけで、2人の絡みのシーンが多い ロケ撮影は昨年(2018年)夏に秋田県秋田市・横手市・羽後町・三種(みたね)町などで行われた模様 セット撮影は東京都練馬区にある東映東京撮影所が使われたようだ
ライオン・キング ⇒ディズニーが自作アニメを次々と実写映画化しているが、本作もその流れに沿ったものか… ただし、主人公がアフリカの動物たちなので、超実写風フルCGアニメ 実写さながらの動物たちが、人間的な立ち振る舞いで、表情も豊かで、さらに喋るので、だんだん気持ちが悪くなった 超実写ということで、関係者たちがヴァーチャル・リアリティー(VR)のゴーグルをかけて演出したというが、一体どうやったのか不思議 制作現場を見学したいという、外部からの希望者も多かったようだ エンド・クレジットを観た感じでは、VFX関係のアーティスト、技術者、クリエーターなどが1,500~2,000人はいたようだ 手塚治虫(大阪府豊中市生まれ・兵庫県宝塚市出身・1928~1989)の「ジャングル大帝」(漫画:1950~1954、TVアニメ:1965~1966等)に酷似しているという話は依然としてある 原題は"The Lion King"
ブラインド・スポッティング ⇒冒頭米国カリフォルニア州オークランドの街並の映像に、ジュゼッペ・ヴェルディ(伊・1813~1901)のオペラ「椿姫」の「乾杯の歌」で始まるのが何か特別に印象的 白人みたいな黒人と黒人みたいな白人の幼馴染みのバディ(相棒)が登場 ともにオークランドで育ち、友人同士でもあるダヴィード・ディグス(1982~)とラファエル・カザル(1985~)が共同で脚本を書き共演しているそうだ 公民権運動の先進地であるオークランドにも新しい波が来ていることが分かる まだ米国では黒人は色眼鏡で見られているし、白人警官からはすぐに暴行や撃たれたりしそうだ 原題も"Blindspotting" "blind spot"は「盲点、知らない分野、死角」という意味なので、原題を意訳すると「見えないところに光を当てる」か
ゴーストランドの惨劇(仏・加) ⇒筆者は余り知らなかったが、スリラー映画作品の脚本家で最近は監督もしている、フランス人のパスカル・ロジェ(1971~)が制作(監督兼脚本) 慣れている筆者でもドキッとする場面が数か所あった なぜあの家に戻るのか、なぜ誰かと一緒に行かないのか、なぜあの家をすぐに出ないのか、など疑問は尽きないが… 原題は"Incident in a Ghostland"=「ゴーストランドでの事件」か

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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