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2020年1月12日 (日)

1月5日~1月11日の週に観た劇場映画

1月5日(日曜)~1月11日(土曜)の週は、9本の劇場映画を観ました。新年最初の週は、少し気張りました。観る機会がなかったが、ロングランになっている作品群を鑑賞できました。

1632fa1aae57d560この世界の(さらにいくつもの)片隅に ⇒漫画家こうの史代(広島市出身・1968~)の原作連載漫画「この世界の片隅に」(2007~2009)を片渕須直(大阪府枚方市出身・1960~)監督が2016年に同名アニメ映画化 この前作に予算の都合でカットした部分を追加し、さらに多くの修正、微調整を加えて、129分から168分に約40分長尺化したものが本作 前作は日本でスマッシュ・ヒットし、何と世界60ヶ国以上で上映され、27億円以上の興行収入を得た 片渕監督はこの収入の一部を活用して、作品をさらに完成したものにしたかったようだ 前作では余り描かれなかった、呉の遊郭で出会った若い遊女との交流の場面を大幅に追加 厭戦・反戦メッセージが弱まったという批評もあるが、「生きることが大事」「人生の目的は生きること」などという人間の根源的なメッセージはよく聴こえてくる
e272394ea5978410スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ⇒ジョージ・ルーカス(カリフォルニア州出身・1944~)監督が製作した「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」(1977)から始まった「スター・ウォーズ」シリーズもついに本作で完結 順番でいくと本作は「エピソード9」に当たり、順序の前後はあるが42年間の長期にわたる旅であった 全体のストーリーはよく知られていると思うが(登場キャラクターが多すぎて、筆者は実はよく理解しきれていない)、旧3部作(1977~1983)はルーク・スカイウォーカーが、新3部作(1999~2005)はルークの父アナキン・スカイウォーカーが、そして続3部作(2015~2019)は新たな女性登場人物レイがそれぞれ主人公だと思う 完結編の本作は善悪や結末が結構明快なので分かりやすい J・J・エイブラムス(ニューヨーク市出身・1966~)が監督(兼脚本)し、ジェダイ(正義のレジスタンス)側のレイをデイジー・リドリー(英国ロンドン出身・1992~)が、ダーク・サイド(暗黒面)のカイロ・レン(ベン・ソロ)をアダム・ドライバー(カリフォルニア州サンディエゴ出身・1983~)がそれぞれ演じる 沙漠のシーンはヨルダン南部のワディ・ラム(月の谷)という何もないが美しい沙漠にセットを構築して撮影したようだし、ポスプロ・VFXには1,000人以上が係わり、スタントやコスチュームのチームも人数が多い 原題は"Star Wars: The Rise of Skywalker"で、意味はほぼ邦題どおりか 「スター・ウォーズ」教の信者が世界中にいて、製作するたびに大ヒットするので、またまた新たな3部作を考えているという話もあるという
ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 ⇒次期米国大統領選出馬を狙う、有能な女性国務長官(日本の外務大臣に相当)と冴えないジャーナリストあがりのスピーチ・ライターとの恋愛を描いたコメディ 2人の関係は、ニューヨーク市ブルックリン区で子供時代に少女だった女性がベビー・シッターをしたこと ニューヨーク市で再会し、外交が仕事なので、ストックホルム、ハノイ、リスボン、ニューデリー、モスクワ、マニラ、カルタヘナ(コロンビア)そしてブエノスアイレスと2人一緒にプライベート・ジェットで世界を回る ワシントンD.C.の結構ドロドロした政治の世界が描かれ、マニラでテロが発生した時に結ばれるがモリーと呼ばれる成分がMDMAのドラッグを使ったりとか、夢物語・ファンタジーであるがかなりリアルで危ないコメディ マニラのベッド・シーンでは、「プリティ・ウーマン」(1990)の挿入歌であった、スウェーデンのバンド・ロクセットが歌う「愛のぬくもり "It Must Have Been Love"」が使われている 監督は「50/50 フィフティ・フィフティ」(2011)のジョナサン・レヴィン(ニューヨーク市出身・1976~)、女性国務長官をシャーリーズ・セロン(南ア出身・1975~)が、スピーチ・ライターをレヴィン監督によく起用されるコメディアンでもあるセス・ローゲン(加バンクーバー市出身・1982~)がそれぞれ演じる 原題は単に"Long Shot"だが、「ごくわずかな成功の確率しかない挑戦・トライ」のことを意味するようだ
”隠れビッチ”やってました。 ⇒イラストレーターとして幅広く活躍している「あらいぴろよ」の同名原作漫画(2016)の実写映画化 こんな表裏のある、ある意味イタイ女性も実在するのかもしれない、と意外に思ってしまった 原因は親父のDVで男性不信になったことのようにも 佐久間由衣(神奈川県横須賀市出身・1995~)が主役を熱演 シェアハウスの、ニューハーフ的なルームメイトを村上虹郎(東京都出身・1997~)が好演 「モテキ」(2011)の主演で注目した森山未來(神戸市出身・1984~)が主役を暖かく包み込む役柄 ロケ撮影は首都圏で行われたようだが、詳細は不明 エンドクレジットのロケーション協力施設には、グランドプリンスホテル新高輪が挙がっていた
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ ⇒時間の都合で鑑賞 「すみっコぐらし」の人気キャラクターたちが、いつも行く喫茶店の地下でとびだす絵本に出会い、桃太郎、マッチ売りの少女、人魚姫、アラビアンナイト、赤ずきんなどの童話の世界に遊ぶ

殺さない彼と死なない彼女 ⇒主にツイッター上で自作作品(4コマ漫画)を発表している、いわゆる「SNS漫画家」の世紀末(女性・広島在住・1995~)の同名漫画原作(単行本・2017)の映画化 昨年(2019年)11月15日劇場公開だから、ややロングランに 殺さない彼(小坂)と死なない彼女(鹿野)、きゃぴ子と地味子、そして撫子(原作では君が代)と八千代の3組の高校生のちょっと変わった交流・生態を描く 死なない彼女の部屋には、なぜいつもロウソクが沢山点灯されているのだろうか ロケ撮影は2018年10~11月に、千葉県八千代市(八千代西高校)、柏市(ららぽーと柏の葉)、香取市(香取神宮、佐原)、流山市などで行われた模様
デニス・ホッパー 狂気の旅路 ⇒ハリウッドの異端児デニス・ホッパー(米国カンザス州出身・1936~2010)の半生を追ったドキュメンタリー ホッパーはジェームズ・ディーン(インディアナ州出身・1931~1955)主演の「理由なき反抗」(1955)に出演しており、ディーンに似せられた 「イージー・ライダー」(1969)の監督・脚本・出演で、ニュー・シネマの旗手として一躍時代の寵児になるが、次作「ラストムービー」(1971)でその難解さにより映画会社と対立 しばらく荒れた生活を送るが、デヴィット・リンチ(モンタナ州出身・1946~)監督の「ブルー・ベルベット」(1986)で復活 「ラストムービー」も同時公開中 原題は"Along for the Ride"で、あえて和訳すると「一緒に乗って行くと」か
697e55d169c97082エクストリーム・ジョブ(韓) ⇒筆者も大好きな韓国作品「サニー 永遠の仲間たち」(2011)の脚色にも係わったというイ・ビョンホン(有名韓国男優と同じような名前だが別人)監督が製作した超絶刑事・サスペンス・アクション・コメディ作品 韓国では大ヒットした模様 同じ警察署内でライバル同士の麻薬捜査班と組織犯罪捜査班 麻薬捜査班の5人が麻薬取引組織の監視のために、薄給ながらフライド・チキン(鶏の唐揚げ)屋を購入し経営することになるところがとても面白く、異色 国際麻薬取引組織に食い込んだ後の潜入捜査、そして最後の大集団による乱闘アクションはさすが韓国作品らしい チキン屋が取り上げられたのには意味があり、実際韓国では中年退職者が最も容易に開業できるのがチキン屋で、全国に8万7千店余りが営業中とのこと 韓国男性の人生を表わすのに「起・承・転・チキン」という流行語まであるようだ 原題も"Extreme Job"だが、あえて和訳すると「両極端の仕事」か
2add4c08bf71d99aアナと雪の女王2 ⇒劇場公開後1ヶ月半余り経ったが、東宝シネマズのフリーパスを入手したこともあって、ようやく鑑賞 前作「アナと雪の女王("Frozen")」(2013)と異なり、物語展開が明快で、途中の謎解きも分かりやすく、ハリウッド的ハッピーエンド結末も好ましい 作品はよりミュージカル風になっており、歌曲、特に主題歌"Into the Unknown"の難度は上がっているのではないか 難しいとされる水や氷のアニメ表現は相変わらず見事で、映像制作のための新たなソフトウェアも開発したようだ 前作に引き続き、クリス・バック(米国カンザス州出身・1959~)とジェニファー・リー(ロード・アイランド州出身・1971~)が共同監督 元々の企画はバックが提案したものとのこと 原題は"Frozen II"で、直訳すると「氷結、凍結 第Ⅱ部」か 邦題は主人公たち、特に妹に焦点を当てているが、原題は広く「氷雪の世界」をイメージ

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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