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2020年2月の5件の記事

2020年2月29日 (土)

ドキュメンタリー作品「9/11: 爆破の証拠 - 専門家は語る」を観て

映画館にも近付かないことにしたので、アマゾン・プライム・ビデオをブラウズ
このドキュメンタリー作品「9/11: 爆破の証拠 - 専門家は語る」(米・2012)に遭遇
今頃2001年の9.11テロ事件(米国同時多発テロ事件)かと思ったが、内容はとても挑戦的で、これが正しいとするとテロ事件の半分は米国政府の自作自演で、そしてついにはアフガニスタンそしてイラクに攻め込んだことになる
ワールド・トレード・センター・ビルの崩壊、特に直接の被害を受けなかった#7ビルの崩壊について、テルミットやナノテルミットを使った爆薬による"Controlled Demolition"(制御された解体)ではないかと疑っている
テルミット法ではアルミニウムを使うので、飛行機の材料であるアルミニウムが似たような反応を起こし超高温になったことは想像される

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2020年2月23日 (日)

2月9日~2月22日の2週間に観た劇場映画

2月9日(日曜)~2月22日(土曜)の2週間は、5本の劇場映画(1本はエアバス機内)を観ました。日本で新型コロナ・ウイルスが大騒動になる前、台湾観光旅行の前に観たものです。

母との約束 250通の手紙(仏・ベルギー・2017)
オリ・マキの人生で最も幸せな日(フィンランド・独・スウェーデン・2016)
グリンゴ 最悪の悪運男(米・墨・豪・2018)
ハスラーズ(米・2019)
チャーリーズ・エンジェル(米・2019)

0e9707d308da0160母との約束 250通の手紙(仏・ベルギー・2017) ⇒原題は"La promessa dell'alba"(伊)="La promesse de l'aube"(仏)="The promise of dawn"(英)=「夜明けの約束」 本作の主人公であるフランスの小説家・映画監督・外交官のロマン・ギャリー(ロシア帝国生まれ・1914~1980)の同名原作自伝小説(伊・1960・邦訳:2017)の映画化 米国で1970年に映画化されているので2度目の映画化になる シャルロット・ゲンズブール(パリ出身・1971~)が演じる、母子家庭でいわゆる教育ママの母親ニーナに連れられ、ロマンはロシアからポーランドを経て14歳の時にフランス・ニースに辿り着く ロマンを演じるのはフランスの若手人気俳優ピエール・ニネ(1989~) ロマンは母親からの大いなる期待を受けながら、小説を書き続け、第二次世界大戦中はフランス空軍から英国に亡命した自由フランス軍に入り病に倒れる 母からの手紙は途切れずに届き、彼はついには母の期待どおり小説家になるが… ギャリーはフランス最高の文学賞・ゴンクール賞を唯一2度受賞しており、米国の女優でショート・カットの女王と呼ばれたジーン・セバーグ(アイオワ州出身・1938~1979)の夫としても知られる 残念ながら両人とも自殺している
オリ・マキの人生で最も幸せな日(フィンランド・独・スウェーデン・2016) ⇒原題は"Hymyileva mies"(フィンランド)="Smiling man"(英)=「笑顔の男」 原題どおりの方が分かりやすいかもしれない フィンランドの1962年夏の実話に基づいた作品で、全編16ミリ・モノクロ・フィルムで撮影されているのは当時の雰囲気をよく表すためといわれる 実在のフィンランド人プロ・ボクサー・オリ・マキが、地元で世界フェザー級タイトルをかけて、米国人のデビー・ムーアと戦うチャンスを得る オリ・マキは試合に向けた減量中に恋をしてしまい、夏の陽光の下でのデートもする 世界チャンピオンにはなれなかったが、幸せなまま元々のパン屋の仕事に戻ったのだろう
25601ff3f586fa10グリンゴ 最悪の悪運男(米・墨・豪・2018) ⇒ハチャメチャ・ドタバタ・サスペンス・コメディだが、二転三転観ているだけで面白い 黒人を主人公にしているのも気が利いているのかもしれない デヴィッド・オイェロウォ(英国オックスフォード出身・ナイジェリア系・1976~)が演じる正直者でお人好しの主人公が、解雇されそうになった、友人で上司の製薬会社経営者に罠をかけるが… アマゾン、シカゴやメキシコ・シティが舞台で、スタントが結構多い ハリウッドではすでに大女優となったシャーリーズ・セロン(南ア出身・1975~)が性悪女としての出演に加えて、プロデューサーとしても活躍 原題は単に"gringo"(西) 「グリンゴ」とは、スペイン語で「よそ者」を意味するスラングで、メキシコ人などヒスパニックの人々がアメリカ人を小バカにするニュアンスで使われるとのこと
a8bbe2e975a81c6cハスラーズ(米・2019) ⇒米国のジャーナリスト・ジェシカ・プレスラー(マサチューセッツ州出身・1977/78~)がニューヨーク市のWeb雑誌に寄稿した"The Hustlers at Scores"(2015)が原作 この記事タイトルを意訳すると「荒稼ぎしたストリッパー・売春婦たち」か これを女優でもある米国のローリーン・スカファリア(ニュー・ジャージー州出身・1978~)監督が映画化(兼脚本・製作) 女優で歌手のジェニファー・ロペス(ニューヨーク市ブロンクス区出身・プエルトリコ系・1969~)と「クレイジー・リッチ!」(米・2018)のコンスタンス・ウー(米国バージニア州リッチモンド出身・台湾系・1982~)がダブル主演 女性たちで創られた作品で、特に大都会ニューヨーク市で暮らすマイノリティ女性を意識していると思われる 強欲なニューヨーク市ウォール証券街の男たちは女も大好きで、2007年頃ストリップ・バーで働く女性たちは彼らからの多額のチップで潤っていた しかし、2008年のリーマン・ショック後は急に客が入らないようになり苦境に そこで、騙しやすような男を選んで、搦め手によりクレジットカードを限度額まで… 彼女らはケタミンとMDMAを使ったとされるが、これが事実に触発された話だというから恐れ入る ロペスもウーもポール・ダンスの練習には痣と筋肉痛で苦労したようだ 原題も"Hustlers"(英)=「ストリッパー・売春婦たち」か
チャーリーズ・エンジェル(米・2019) ⇒これは台湾に向かう中華航空のエアバス機内の座席ディスプレイで観たので、劇場鑑賞ではない 当然劇場で観るのとは迫力が全く違うので、サスペンス・アクション映画に分類される本作品のコメントは辛口になる カリストという架空の謎の新発明・発電装置を巡る争い ドイツ・ハンブルグ、ブラジル・リオデジャネイロ、そしてトルコ・イスタンブールを巡ってアクションが展開 特に、競馬場でのアクションは劇場鑑賞では見物と思われる 元々は同名の米国TVドラマ(1976~1981)であるが、2000年と2003年に米国で2度映画化されているので、これは3度目の映画化 2011年には米国TVドラマでのリブートも試みられた 女性スパイが活躍する物語がなぜこんなに人気があるのだろうか 原題も"Charlie's Angels"(英)

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品

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2020年2月16日 (日)

新型コロナウイルスは生物兵器なのか?

スティーヴン・W・モッシャー(Steven W. Mosher 米国カリフォルニア州出身・1948~)が新聞・ネットメディアの「大紀元 Epoch Times」に寄稿した記事「新型コロナウイルスは生物兵器なのか? 中国政権による細菌戦争の意図とその可能性を探る」(2月15日付)はとてもショッキング
どこまで信じるかは各自慎重に判断してほしいが、結論は、
『人民解放軍の将軍が、欧米技術の盗用とウイルスサンプルの窃盗が許されている間に強力な生物兵器を開発しようと急いでいたと語っているのである。そしてこの生物兵器開発への圧力によって、武漢ウイルス研究所の安全基準が軽視され、新型コロナウイルスが研究所から流出したと考えるのが、最も合理的な仮定だと言える。』

モッシャーは米国バージニア州にある非営利団体「人口研究所 Population Research Institute(PRI)」の所長
PRIは中国の一人っ子政策に代表される人口管理政策の人権侵害問題を追及するとともに、避妊・妊娠中絶に反対する活動を展開中
モッシャーは人類学・人口統計学などを専門とする社会科学者で、1979年に、文化大革命(1966~1976)後初の米国人として、中国の田舎に人類学の調査・研究に入った 後に中国では一人っ子政策により強制的な人工妊娠中絶も行われていることを暴露し、中国や米国学会で大問題化

大紀元は2000年に米国ニューヨーク市で創業したメディアで、中国共産党政権に批判的な立場を取っており、中国の内部情報・裏情報に関する記事も多く掲載 ただし、本記事は大紀元の見解を反映するものではないとしている

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2020年2月 9日 (日)

2月3日~2月8日の週に観た劇場映画

2月3日(日曜)~2月8日(土曜)の週は、7本の劇場映画を観ました。
今回から書式を少し変更しました。5本以上鑑賞した場合は、冒頭に作品名を羅列することにします。それから作品毎に製作国と製作年を明記することにもします。

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(米・2019)
バッドボーイズ フォー・ライフ(米・2020)
続・荒野の用心棒(伊・西・1966)
風の電話(日・2020)
プロジェクト・グーテンベルク 贋作王(香・中・2018)

グッド・ライアー 偽りのゲーム(米・2019)
彼らは生きていた(英・2018)

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密(米・2019) ⇒「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(2017)を監督(兼脚本)したライアン・ジョンソン(米国メリーランド州シルヴァー・スプリング出身・1973~)が、「ミステリーの女王」と呼ばれた英国の推理小説作家アガサ・クリスティ(デヴォン州出身・1890~1976)へのオマージュとして、100%オリジナル脚本で製作(兼監督・脚本)した作品のようだ オールスター・キャストで、全員が怪しくて、最後に見事な種明かしがあるところがクリスティ風で、古典的 探偵役は現在進行中の「007」(第21作・2006~)のジェームズ・ボンド役でおなじみのダニエル・グレイグ(英国チェスター出身・1968~) 舞台は米国北東部の大都市郊外にある大邸宅で、一部コメディ的でもある 原題は"Knives Out"で、あえて意訳すると「使えない、刃のない短剣・ナイフ」か
バッドボーイズ フォー・ライフ(米・2020) ⇒「バッドボーイズ」シリーズ(米・1995・2003)の第3作目 ウィル・スミス(米国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身・1968~)とマーティン・ローレンス(米・1965~)の、麻薬捜査官ダブル主役コンビは健在 舞台は米国フロリダ州マイアミからメキシコへ飛ぶが、痛快・豪快なコメディ・サスペンス・アクションはただ観ているだけもいい 終盤の廃ホテルにヘリが墜落し炎上するシーンは見事 今回から監督は本シリーズの生みの親マイケル・ベイ(ロサンゼルス出身・1965~)からベルギーの監督コンビのアディル・エル・アルビ(1988~)とビラル・ファラー(1986~)に交替 原題も"Bad Boys for Life"=「ずっとバッドボーイズ」か
efc045c1340e07b7続・荒野の用心棒(伊・西・1966) ⇒イタリアのセルジオ・コルブッチ監督(ローマ出身・1927~1990)が製作(兼脚本)した古典的・伝説的なヴァイオレンス・マカロニ・ウエスタン オリジナル・ネガフィルムから4Kスキャン・レストアされたデジタル・リマスター版 イタリアの俳優フランコ・ネロ(1941~)が、米国南北戦争終了後の北軍の流れ者ジャンゴ(主人公)を熱演 なぜか泥々のシーンが多く、主人公が泥の上を棺桶を引きずりながら登場するシーンは象徴的 原題は"Django"=「ジャンゴ」で、2012年にクエンティン・タランティーノ監督(米国テネシー州ノックスヴィル出身・1963~)が製作した「ジャンゴ 繋がざれざる者」は本作へのオマージュ 観た作品はイタリア語版なので、イタリア語で米国の南北戦争やメキシコ国境が語られるとやや不思議な感じ 欧米では吹替えで外国映画を鑑賞するのが普通のようで、英語圏ならば英語に吹替されたものが上映されているはずだ
風の電話(日・2020) ⇒岩手県大槌町の高台の公園に実在する、死者と話ができるという「風の電話」をモチーフに、諏訪敦彦(すわのぶひろ・広島市出身・1960~)監督が製作した作品 諏訪の出身地広島から大槌まで旅する、悲しみから再生にわずかに向かうロード・ムービー 9歳の時に東日本大震災(2011)により大槌町で家族を失い孤独になり、広島県呉市にある伯母の家で暮らすヒロインを演じるのはモトーラ世里奈(東京都出身・1998~) 伯母の入院を機に広島から大槌に向かうことになり、道中で三浦友和(山梨県塩山市出身・1952~)、西島秀俊(東京都八王子市出身・1971~)、西田敏行(福島県郡山市出身・1947~)らのベテラン俳優陣が演じる人々に出会い、触れ合い、助けられる 広島の原爆被害・水害、東日本大震災による福島原発事故・津波被害などのイメージを織り込みながら大槌の「風の電話」に辿り着く ロケ撮影は、広島県から首都圏、福島県、岩手県とヒロインの移動に応じて行われたようだが、結果的に少し冗長か
プロジェクト・グーテンベルク 贋作王(香・中・2018) ⇒香港のフィルム・ノワール代表作といわれている「インファナル・アフェア」(直訳すると「地獄の事件簿」か)シリーズ3部作(2002~2003)の脚本を一貫して担当したフェリックス・チョン(香・1968~)が監督として本作を製作 今回は米国100ドル札の贋札(偽札)造りの話だが、恋愛・射撃・爆発アクションなどの見所シーンも山盛り 香港の名優2人、チョウ・ユンファ(1955~)とアーロン・クオック(1965~)が共演 話の舞台はタイの刑務所から始まり、カナダ・バンクーバー、メキシコ・スアレス、キューバ・ハバナ、インド・バンガロール、アイルランド・ダブリン、ラオス・パクセー、そしてゴールデン・トライアングルと世界各地を転々とし、内容も結構複雑なので、老化しつつある筆者の頭では付いて行けなくなった 中国・香港では大ヒットしたようだ 原題は「無雙 Project Gutenberg」(中)=「比類なき・無敵 プロジェクト・グーテンベルグ」か

0bf76be6d3dc3c01グッド・ライアー 偽りのゲーム(米・2019) ⇒ディズニー初のアニメ実写化作品「美女と野獣」(米・2017)を監督(兼脚本)したビル・コンドン(ニューヨーク市出身・1955~)が製作 英国出身の2人の名優ヘレン・ミレン(ロンドン出身・1945~)とイアン・マッケラン(ランカシャー出身・1939~)を起用した、とても気の利いた騙し合い・トリック・ミステリー作品 英国の小説家ニコラス・サール著の、本作原題"The Good Liar"=「良い嘘つき(一種の英国流ブラック・ユーモアか)」と同名の原作小説(英・2016・邦訳:「老いたる詐欺師」2017)の映画化 主人公が老人2人のため、若者には余り人気がないかもしれない しかし、彼らの歳に近付いている筆者にとっては、少しロマンチックな雰囲気で始まりながら、だんだんドキドキ・ハラハラになって、最後には見事などんでん返しになるところはとても面白い 舞台は2009年のロンドンなので、市内とロンドン西方30km弱にあり、ヒースロー空港至近のシェパートン・スタジオで撮影されたようだ また、ナチスに絡む話も登場するのでドイツ・ベルリンでもロケ撮影をした模様 "fond of love"を古風な言い方として何度か取り上げている
dabc51f704783d31彼らは生きていた(英・2018) ⇒「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ3部作(ニュージーランド・米・2001~2003)で一躍著名になったピーター・ジャクソン監督(ニュージーランド・1961~)が第一次世界大戦(1914~1918)終戦後100年目のタイミングで製作した渾身のドキュメンタリー ロンドンにある英国帝国戦争博物館に収蔵されていた2,200時間以上もある記録映像を基に製作 元々の映像は白黒で無声無音であったためカラー化修復し、BBCが保有する退役軍人たちのインタビューを抜粋・同期させ、追加の音声や効果音も加えて、実にリアルで生々しく斬新な映像作品に仕上げている 開戦当時の英国国内は妙に楽天的で、19歳以上の若者が募兵されたがそれ以下の少年たちも偽って志願 約6週間の訓練を経て欧州大陸の西部戦線に投入されるが、ついにはベルギーのエスコー川付近での過酷な塹壕戦に突入 気の抜けない交替勤務の合間の休憩、食事、排泄などのシーンもユーモラスに語られる 最後に菱型戦車も参戦し、ドイツ軍陣地へ向かっての突撃・総攻撃になるが、歩兵はドイツ軍の機関銃に多数倒れながらも敵陣を制圧 この間の終盤30分間のシーンは息付く暇もなく、目が離せない 降伏後のドイツ軍兵士は協力的で、特にバイエルンやザクセン出身の連中は人がいいと語る 100万人の英国人が死亡したが、帰国後の英国国内は無関心で余り感謝されなかったと締めくくる 全くもって戦争は悲惨で無意味だと痛感させる 当時各国兵士にも感染し、第一次世界大戦終結を早めたというスペイン風邪についてのコメントはなかった 原題は"They Shall Not Grow Old"で、直訳すると「彼らは古くならない、古びない」か

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品

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2020年2月 2日 (日)

1月26日~2月1日の週に観た劇場映画

1月26日(日曜)~2月1日(土曜)の週は、4本の劇場映画を観ました。遅めの新年会が結構あり、鑑賞数が伸びませんでした。

マザーレス・ブックリン ⇒米国の小説家ジョナサン・レセム(ニューヨーク市ブルックリン区出身・1964~)の同名原作小説(1999・邦訳:2000)の映画化 チックという頻繁な音声・運動動作を繰り返すトゥレット障害を持つ主人公が、孤児から私立探偵にまで育ててくれたボスが射殺された事件の真相を突き止めようと奮闘する様子を描くフィルム・ノワール 日本滞在の経験もある、米国の俳優エドワード・ノートン(ボストン出身・1969~)が監督・製作・脚本・主演の4役 舞台はニューヨーク市のハーレムやブルックリンそしてロングアイランドなどで、懐かしい映像が登場 場所柄ジャズ音楽に乗って話は進行するが、スタントも多い 原作の時代設定は1999年だが、ノートン監督はよりハードボイルド的にするために1957年の時代設定に変更 原題も"Motherless Brooklyn"だが、直訳すると「母のいない(孤児の)ブルックリン」か
6daadcbd461f9ab9キャッツ(英・米) ⇒世界中で未だに上演されている同名人気ミュージカルの映画化だが、舞台が好きな人たちにはいろいろ不満があるようだ しかし、最初から映画として観れば、猫たちは魅力的だし、歌もダンスも聴き応え・見応えがある 当然舞台との違いはある まず場の転換や幕間(まくあい)ががないこと 舞台では、場や幕が終わる時には通常大合唱などの盛り上る場面が用意されており観客は舞台と一体になりながら拍手する 映画ではそういうタイミングがないので観客が途中で参加するチャンスがない また、舞台のフィナーレでは通常出演俳優全員がそろって大合唱で大団円となり、観客が拍手大喝采となる そして、舞台が暗転した後出演俳優一人ひとりが紹介される 映画ではこういう風にはいかないので、観客が一緒に作品を創り上げたという感覚・気持ちは持ちえない 次に、舞台では生演奏を聴かせるオーケストラ・ピットがあるが、映画では録音でしかないので、やはり音楽の迫力・強弱が全然違うと思う 猫の尻尾の動き、小型のネズミの歌とダンスやゴキブリのダンスなどは映画のVFXならではの表現 エンドクレジットには千数百人のVFX担当者の名前が ミュージカル「キャッツ」(初演@ロンドン・1981)は、英国の作曲家アンドルー・ロイド・ウェバー(ロンドン出身・1948~)が、英国の詩人T・S・エリオット(米国ミズーリー州セントルイス出身・1888~1965・1948年度ノーベル文学賞受賞)の子供向け詩集「キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法」(1939・邦訳:1995)に曲を付けたもの 本映画作品は「英国王のスピーチ」(英・豪・米・2010・2011年第83回アカデミー賞作品賞受賞)や「レ・ミゼラブル」(英・米・2012)のトム・フーパー(ロンドン出身・1972~)監督が製作 出演者は全員が猫の扮装なので、誰が誰なのかなかなか分からないが、老雌猫のジュディ・デンチ(英・1934~)は見分けられた 彼女には1981年のミュージカル初演に出演する予定だったがアキレス腱断裂により降板したという因縁があるそうだ 原題も"Cats"=「猫たち」か
AI崩壊 ⇒AIの暴走というか、AIを悪用する、ヒトラーのような独裁者が現れたらどうなるかということがテーマだと思う AIはまだ膨大な情報・データ・知識の集合体であり、本当の意味でのインテリジェンス、つまり倫理・哲学や数学・自然科学などの考え出された英知・叡智を生成・保有はしていないと、筆者は考えるからだ 本作では、妻の死をバネに開発され2027年に実用化された医療AIが、2030年には日本全国民の健康を含めた全個人情報を把握し、医師たちに常に最善な医療情報を提供しているという設定 外国に暮らす開発者が講演のために帰国したら、突然追われる身になる 大沢たかお(東京都武蔵野市出身・1968~)演じる開発者が日本国中を逃げ回るので、ロケ撮影は昨年冬に、名古屋市、大阪市、岡山県、和歌山県、群馬県、栃木県、東京都、千葉県など全国にわたって行われた模様 千葉県では大きなセットを造ったという話もある 監督・脚本は「SR サイタマノラッパー」(2009)の入江悠(横浜市出身・1979~)で、完全オリジナル脚本を創り、昨年(2019年)11月には小説化 主題歌をAI(米国ロサンゼルス生まれ・鹿児島市出身・1981~)が歌っているのはダジャレか 最後に一言 本作には東大の先生なども監修に加わっており出演もしているが、AIが社会の生産性向上に不要な人間を選別するという件は、相模原の事件に似ていないか こういう話題を取り上げるのは、弱肉強食の風がかなり強く吹いているからだろうか
嘘八百 京町ロワイヤル ⇒2018年の正月に公開された「嘘八百」の続編として、2年後の今年(2020年)正月に公開 武正晴(愛知県知多市出身・1967~)監督と脚本の今井雅子(大阪府堺市出身・1970~)・足立紳(鳥取県倉吉市出身・1972~)の再度の組合せ 武と足立は「100円の恋」(2014)でもコンビ 前回は堺での騙し合いだったが、今回は京都での騙し合い・コンゲーム 古物商役の中井貴一(東京都世田谷区出身・1961~)と陶芸家役の佐々木蔵之介(京都市出身・1968~)も再度のコンビ マドンナに広末涼子(高知市出身・1980~)を迎えたが、前作に引き続き出演している俳優が多い ロケ地は、京都市内の太閤山荘、渉成園、本能寺大賓殿宝物館、庵町屋スティ筋屋町町屋などのようだ

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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