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2020年2月 2日 (日)

1月26日~2月1日の週に観た劇場映画

1月26日(日曜)~2月1日(土曜)の週は、4本の劇場映画を観ました。遅めの新年会が結構あり、鑑賞数が伸びませんでした。

マザーレス・ブックリン ⇒米国の小説家ジョナサン・レセム(ニューヨーク市ブルックリン区出身・1964~)の同名原作小説(1999・邦訳:2000)の映画化 チックという頻繁な音声・運動動作を繰り返すトゥレット障害を持つ主人公が、孤児から私立探偵にまで育ててくれたボスが射殺された事件の真相を突き止めようと奮闘する様子を描くフィルム・ノワール 日本滞在の経験もある、米国の俳優エドワード・ノートン(ボストン出身・1969~)が監督・製作・脚本・主演の4役 舞台はニューヨーク市のハーレムやブルックリンそしてロングアイランドなどで、懐かしい映像が登場 場所柄ジャズ音楽に乗って話は進行するが、スタントも多い 原作の時代設定は1999年だが、ノートン監督はよりハードボイルド的にするために1957年の時代設定に変更 原題も"Motherless Brooklyn"だが、直訳すると「母のいない(孤児の)ブルックリン」か
6daadcbd461f9ab9キャッツ(英・米) ⇒世界中で未だに上演されている同名人気ミュージカルの映画化だが、舞台が好きな人たちにはいろいろ不満があるようだ しかし、最初から映画として観れば、猫たちは魅力的だし、歌もダンスも聴き応え・見応えがある 当然舞台との違いはある まず場の転換や幕間(まくあい)ががないこと 舞台では、場や幕が終わる時には通常大合唱などの盛り上る場面が用意されており観客は舞台と一体になりながら拍手する 映画ではそういうタイミングがないので観客が途中で参加するチャンスがない また、舞台のフィナーレでは通常出演俳優全員がそろって大合唱で大団円となり、観客が拍手大喝采となる そして、舞台が暗転した後出演俳優一人ひとりが紹介される 映画ではこういう風にはいかないので、観客が一緒に作品を創り上げたという感覚・気持ちは持ちえない 次に、舞台では生演奏を聴かせるオーケストラ・ピットがあるが、映画では録音でしかないので、やはり音楽の迫力・強弱が全然違うと思う 猫の尻尾の動き、小型のネズミの歌とダンスやゴキブリのダンスなどは映画のVFXならではの表現 エンドクレジットには千数百人のVFX担当者の名前が ミュージカル「キャッツ」(初演@ロンドン・1981)は、英国の作曲家アンドルー・ロイド・ウェバー(ロンドン出身・1948~)が、英国の詩人T・S・エリオット(米国ミズーリー州セントルイス出身・1888~1965・1948年度ノーベル文学賞受賞)の子供向け詩集「キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法」(1939・邦訳:1995)に曲を付けたもの 本映画作品は「英国王のスピーチ」(英・豪・米・2010・2011年第83回アカデミー賞作品賞受賞)や「レ・ミゼラブル」(英・米・2012)のトム・フーパー(ロンドン出身・1972~)監督が製作 出演者は全員が猫の扮装なので、誰が誰なのかなかなか分からないが、老雌猫のジュディ・デンチ(英・1934~)は見分けられた 彼女には1981年のミュージカル初演に出演する予定だったがアキレス腱断裂により降板したという因縁があるそうだ 原題も"Cats"=「猫たち」か
AI崩壊 ⇒AIの暴走というか、AIを悪用する、ヒトラーのような独裁者が現れたらどうなるかということがテーマだと思う AIはまだ膨大な情報・データ・知識の集合体であり、本当の意味でのインテリジェンス、つまり倫理・哲学や数学・自然科学などの考え出された英知・叡智を生成・保有はしていないと、筆者は考えるからだ 本作では、妻の死をバネに開発され2027年に実用化された医療AIが、2030年には日本全国民の健康を含めた全個人情報を把握し、医師たちに常に最善な医療情報を提供しているという設定 外国に暮らす開発者が講演のために帰国したら、突然追われる身になる 大沢たかお(東京都武蔵野市出身・1968~)演じる開発者が日本国中を逃げ回るので、ロケ撮影は昨年冬に、名古屋市、大阪市、岡山県、和歌山県、群馬県、栃木県、東京都、千葉県など全国にわたって行われた模様 千葉県では大きなセットを造ったという話もある 監督・脚本は「SR サイタマノラッパー」(2009)の入江悠(横浜市出身・1979~)で、完全オリジナル脚本を創り、昨年(2019年)11月には小説化 主題歌をAI(米国ロサンゼルス生まれ・鹿児島市出身・1981~)が歌っているのはダジャレか 最後に一言 本作には東大の先生なども監修に加わっており出演もしているが、AIが社会の生産性向上に不要な人間を選別するという件は、相模原の事件に似ていないか こういう話題を取り上げるのは、弱肉強食の風がかなり強く吹いているからだろうか
嘘八百 京町ロワイヤル ⇒2018年の正月に公開された「嘘八百」の続編として、2年後の今年(2020年)正月に公開 武正晴(愛知県知多市出身・1967~)監督と脚本の今井雅子(大阪府堺市出身・1970~)・足立紳(鳥取県倉吉市出身・1972~)の再度の組合せ 武と足立は「100円の恋」(2014)でもコンビ 前回は堺での騙し合いだったが、今回は京都での騙し合い・コンゲーム 古物商役の中井貴一(東京都世田谷区出身・1961~)と陶芸家役の佐々木蔵之介(京都市出身・1968~)も再度のコンビ マドンナに広末涼子(高知市出身・1980~)を迎えたが、前作に引き続き出演している俳優が多い ロケ地は、京都市内の太閤山荘、渉成園、本能寺大賓殿宝物館、庵町屋スティ筋屋町町屋などのようだ

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品 製作国の表示がないものは米国か日本の作品

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