« 新型コロナウイルスは生物兵器なのか? | トップページ | ドキュメンタリー作品「9/11: 爆破の証拠 - 専門家は語る」を観て »

2020年2月23日 (日)

2月9日~2月22日の2週間に観た劇場映画

2月9日(日曜)~2月22日(土曜)の2週間は、5本の劇場映画(1本はエアバス機内)を観ました。日本で新型コロナ・ウイルスが大騒動になる前、台湾観光旅行の前に観たものです。

母との約束 250通の手紙(仏・ベルギー・2017)
オリ・マキの人生で最も幸せな日(フィンランド・独・スウェーデン・2016)
グリンゴ 最悪の悪運男(米・墨・豪・2018)
ハスラーズ(米・2019)
チャーリーズ・エンジェル(米・2019)

0e9707d308da0160母との約束 250通の手紙(仏・ベルギー・2017) ⇒原題は"La promessa dell'alba"(伊)="La promesse de l'aube"(仏)="The promise of dawn"(英)=「夜明けの約束」 本作の主人公であるフランスの小説家・映画監督・外交官のロマン・ギャリー(ロシア帝国生まれ・1914~1980)の同名原作自伝小説(伊・1960・邦訳:2017)の映画化 米国で1970年に映画化されているので2度目の映画化になる シャルロット・ゲンズブール(パリ出身・1971~)が演じる、母子家庭でいわゆる教育ママの母親ニーナに連れられ、ロマンはロシアからポーランドを経て14歳の時にフランス・ニースに辿り着く ロマンを演じるのはフランスの若手人気俳優ピエール・ニネ(1989~) ロマンは母親からの大いなる期待を受けながら、小説を書き続け、第二次世界大戦中はフランス空軍から英国に亡命した自由フランス軍に入り病に倒れる 母からの手紙は途切れずに届き、彼はついには母の期待どおり小説家になるが… ギャリーはフランス最高の文学賞・ゴンクール賞を唯一2度受賞しており、米国の女優でショート・カットの女王と呼ばれたジーン・セバーグ(アイオワ州出身・1938~1979)の夫としても知られる 残念ながら両人とも自殺している
オリ・マキの人生で最も幸せな日(フィンランド・独・スウェーデン・2016) ⇒原題は"Hymyileva mies"(フィンランド)="Smiling man"(英)=「笑顔の男」 原題どおりの方が分かりやすいかもしれない フィンランドの1962年夏の実話に基づいた作品で、全編16ミリ・モノクロ・フィルムで撮影されているのは当時の雰囲気をよく表すためといわれる 実在のフィンランド人プロ・ボクサー・オリ・マキが、地元で世界フェザー級タイトルをかけて、米国人のデビー・ムーアと戦うチャンスを得る オリ・マキは試合に向けた減量中に恋をしてしまい、夏の陽光の下でのデートもする 世界チャンピオンにはなれなかったが、幸せなまま元々のパン屋の仕事に戻ったのだろう
25601ff3f586fa10グリンゴ 最悪の悪運男(米・墨・豪・2018) ⇒ハチャメチャ・ドタバタ・サスペンス・コメディだが、二転三転観ているだけで面白い 黒人を主人公にしているのも気が利いているのかもしれない デヴィッド・オイェロウォ(英国オックスフォード出身・ナイジェリア系・1976~)が演じる正直者でお人好しの主人公が、解雇されそうになった、友人で上司の製薬会社経営者に罠をかけるが… アマゾン、シカゴやメキシコ・シティが舞台で、スタントが結構多い ハリウッドではすでに大女優となったシャーリーズ・セロン(南ア出身・1975~)が性悪女としての出演に加えて、プロデューサーとしても活躍 原題は単に"gringo"(西) 「グリンゴ」とは、スペイン語で「よそ者」を意味するスラングで、メキシコ人などヒスパニックの人々がアメリカ人を小バカにするニュアンスで使われるとのこと
a8bbe2e975a81c6cハスラーズ(米・2019) ⇒米国のジャーナリスト・ジェシカ・プレスラー(マサチューセッツ州出身・1977/78~)がニューヨーク市のWeb雑誌に寄稿した"The Hustlers at Scores"(2015)が原作 この記事タイトルを意訳すると「荒稼ぎしたストリッパー・売春婦たち」か これを女優でもある米国のローリーン・スカファリア(ニュー・ジャージー州出身・1978~)監督が映画化(兼脚本・製作) 女優で歌手のジェニファー・ロペス(ニューヨーク市ブロンクス区出身・プエルトリコ系・1969~)と「クレイジー・リッチ!」(米・2018)のコンスタンス・ウー(米国バージニア州リッチモンド出身・台湾系・1982~)がダブル主演 女性たちで創られた作品で、特に大都会ニューヨーク市で暮らすマイノリティ女性を意識していると思われる 強欲なニューヨーク市ウォール証券街の男たちは女も大好きで、2007年頃ストリップ・バーで働く女性たちは彼らからの多額のチップで潤っていた しかし、2008年のリーマン・ショック後は急に客が入らないようになり苦境に そこで、騙しやすような男を選んで、搦め手によりクレジットカードを限度額まで… 彼女らはケタミンとMDMAを使ったとされるが、これが事実に触発された話だというから恐れ入る ロペスもウーもポール・ダンスの練習には痣と筋肉痛で苦労したようだ 原題も"Hustlers"(英)=「ストリッパー・売春婦たち」か
チャーリーズ・エンジェル(米・2019) ⇒これは台湾に向かう中華航空のエアバス機内の座席ディスプレイで観たので、劇場鑑賞ではない 当然劇場で観るのとは迫力が全く違うので、サスペンス・アクション映画に分類される本作品のコメントは辛口になる カリストという架空の謎の新発明・発電装置を巡る争い ドイツ・ハンブルグ、ブラジル・リオデジャネイロ、そしてトルコ・イスタンブールを巡ってアクションが展開 特に、競馬場でのアクションは劇場鑑賞では見物と思われる 元々は同名の米国TVドラマ(1976~1981)であるが、2000年と2003年に米国で2度映画化されているので、これは3度目の映画化 2011年には米国TVドラマでのリブートも試みられた 女性スパイが活躍する物語がなぜこんなに人気があるのだろうか 原題も"Charlie's Angels"(英)

(注)★はお薦め、▼は特定のマニア向け作品

|

« 新型コロナウイルスは生物兵器なのか? | トップページ | ドキュメンタリー作品「9/11: 爆破の証拠 - 専門家は語る」を観て »

映画(2020年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 新型コロナウイルスは生物兵器なのか? | トップページ | ドキュメンタリー作品「9/11: 爆破の証拠 - 専門家は語る」を観て »