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2020年5月の3件の記事

2020年5月26日 (火)

1969年にニューヨーク市に駐在している、ソ連の国連職員や外交官の間ではやっていたジョーク

1969年にニューヨーク市に駐在している、ソ連の国連職員や外交官の間ではやっていたジョーク

出典:「China 2049 秘密裏に遂行される『世界覇権100年戦略』」マイケル・ピルズベリー著(米・2015)

ソ連の人々は当時貧しいマルクス主義・共産主義の中国の将来について、何かを知っていて、何かを予測していたらしい

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 ソ連の指導者レオニード・ブレジネフがニクソン大統領に電話をかけてきた。

 ブレジネフが言う。

「KGBによると、あなたは2000年に何が起きるかを予測できるスーパーコンピューターを持っているそうですね」

「ええ、持っています」

 ニクソンが答える。

「では、その頃、誰がソ連政治局を牛耳っているか、教えていただけますか?」

 ニクソンは沈黙し、一向に答えようとしない。

「はは!」

 ブレジネフは笑った。

「そのコンピューターはそれほど高性能でもないのですね」

「とんでもない、書記長」

 ニクソンが答えた。

「コンピューターはあなたの質問に答えています。ただわたしにはそれが読めないのです」

「なぜですか?」

 ブレジネフが訊いた。

「中国語で書かれているからです」

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2020年5月22日 (金)

「China 2049 秘密裏に遂行される『世界覇権100年戦略』」を読み直して

「China 2049 秘密裏に遂行される『世界覇権100年戦略』」を読み直した マイケル・ピルズベリー著(米・2015)で野中香方子邦訳(2015) 米国のCIA、FBI、国防総省などの公開情報と裏話をふんだんに盛り込んでいる
一時は米中蜜月時代到来のように思えていたが、最近特に2017年にドナルド・トランプ第45代米国大統領が就任してから一変 とりわけ今年発生した新型コロナ(武漢)ウイルス・パンデミックでは、トランプ大統領の中国叩きが目立つ 何が起きたのだろうと思ったが、その背景には本書に書いてあるような中国分析の大変化があったようだ(2018年のマイク・ペンス副大統領の演説とも平仄が合う)
400頁近いまるで政府の報告書を読んでいるようでもあるが、とて詳細なので誰もが説得されるだろう 北京語も堪能なピルズベリー博士が40数年にわたって米国政府や諜報機関と係わりながら、中国の共産党政府や人民解放軍の要人たちと直接面会して得た情報は真に貴重
中国共産党は1949年の建国以来ソ連の庇護下で軍事や技術の支援を受けてきた しかし次第に中国はソ連の脅威を感じるようになり米国に接近 1972年にリチャード・ニクソン第37代米国大統領が訪中し毛沢東主席と周恩来首相に会い、両国の政策は急転回 ソ連の脅威がなくなるまで、経済的・軍事的に自立していないひ弱な国を演じた中国は米国の経済、技術、軍事などの支援を受けた
中国国内には胡耀邦や趙紫陽などの改革派(ハト派・民主派)の重鎮も存在したが、タカ派(保守派)との論戦に負け1989年の天安門事件の弾圧・収拾に伴い失脚 ついに鄭小平の時代になり人民解放軍の将校たちが中心のタカ派が唱える政策運営となる 天安門事件の蛮行から国際社会に復帰するために、1992年の平成天皇訪中を利用したことはよく知られている
さらに、いかにも好々爺な外見の鄭は米国に対してはひ弱な中国を演じ続け、米国からの多大な支援を受け続ける 中国はいずれ民主的で、平和的に共存する経済大国となると、米国に勝手に理解させる 中国の米国政界・産業界への工作も成功し、2001年には中国はついにWTO加盟を果たし、一気に経済大国になる しかしながら、公約した民主化、公正・公平・オープンな交易・貿易条件の実現、環境破壊の防止などは遅々として進まず、権威的・独裁的な資本主義のまま現在に至る
ピルズペリー博士は中国には1949年の建国から100年間にわたるマラソンの計画があったという(だから本書のタイトルが「China 2049」) まずソ連の覇(権)を破り、次に世界一の米国の覇(権)を凌ぎ中国中心の世界を築き、300年前の世界を再現するのが目的とのこと そのために米国を懐柔し、たぶらかし続けてきたのだという
2013年に習近平が中国のトップに就任してからは、中国は米国の覇(権)に挑む姿勢を隠さなくなり、特に日本や東南アジアの国々を挑発している とりわけ今年の新型コロナ(武漢)ウイルスについては当初情報隠蔽をし、その間に医療用マスクやガウンを世界中で買いまくったという疑いが浮上 今秋の大統領選挙対策もあってトランプ大統領は中国とWHOを厳しく攻め立てている
このままいくと米中衝突もありえるという観測もあるが、中国は勝てない相手に戦いは挑まないという というのは中国のタカ派は紀元前に群雄割拠した春秋戦国時代の歴史・教訓・戦略(孫武の「孫子」など)をよく勉強しており、それゆえ次の9つの戦略の下で思考・行動しているからだとのこと
①敵の自己満足を引き出して、警戒態勢をとらせない
②敵の助言者をうまく利用する
③勝利を手にするまで、数十年、あるいはそれ以上、忍耐する
④戦略的目的のために敵の考えや技術を盗む
⑤長期的な競争に勝つうえで、軍事力は決定的要因ではない
⑥覇権国はその支配的な地位を維持するためなら、極端で無謀な行動さえとりかねない
⑦勢を見失わない
⑧自国とライバルの相対的な力を測る尺度を確立し、利用する
⑨常に警戒し、他国に包囲されたり、騙されたりしないようにする
中国のタカ派は、米中ソの間で、まるで現代の三国志を演じているようでもある
他の参考書籍としては、「米中もし戦わば 戦争の地政学」(ピーター・ナヴァロ著・米・2015)、「中国4.0 暴発する中華帝国」(エドワード・ルトワック著・日・2016)などがある
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2020年5月 5日 (火)

【動画】中国のサプライチェーン支配:中国共産党を助けたアメリカ

反中メディアの大紀元の報道だから5割引き位が相当だと思うが、この辺りの中国共産党政権や在外中国人の行動が米国での反中感情を高めているのだと思う 26分余りのこのビデオを観て気分を悪くした人がいたら申し訳なく感じるが、こういう意見もあることを理解してほしい キャスターのシモーネ・ガオ女史は多分姓が「高」の中国系米国人だと想定され、これも中国共産党政権への皮肉のように感じる
すべては2001年11月に中国がWTO(国際貿易機関)に加盟した時から始まったものと考えられる 当時親中派だった米国クリントン政権がそれを推進していたし、日本政府も後押ししていた 加盟に当たって中国は交易の公平性・透明性を約束したし、民主主義を実現することも公約したはず 当時一緒に台湾(中華民国)のWTO加盟が認められたことは中国共産党政権の恥であっただろう
この結果、米国の強欲な資本家が少しでも利益・私欲を増やそうと思って、グローバル化に乗って生産・製造拠点を中国に移転し米国での生産・製造を放棄させた 日欧も同様であった 中国も世界の生産・製造拠点となることで、貿易が拡大し、国・国民が豊かになり幸せになることとして受け入れた
その後がどうなったのだろうか 中国共産党政権は農村部の国民を安月給でこき使い、また環境破壊を徹底して、世界を相手に安値ダンピングを繰り返し世界シェアを高めた 外国資本への介入は一向にとどまらず、時に強権発動を伴う また、中国の民主主義は一向に進まず、チベット、法輪功、新疆などでの人権侵害・迫害がまかり通っている 武漢での多数の臓器移植手術などは臓器の由来について説明が付かないようだ 中国共産党政権と一部の富裕層は幸せになったかもしれないが、ほどんどの中国国民は徹底的に搾取され幸せになったとは言い難いと思う
これまでは日米欧の自由民主義圏と中国共産党政権がお互いに共通の利益があり、お互いに必要としていたが、今回の新型コロナ・パンデミックで情勢が一変 中国共産党政権が余りにも国家の品格のない行動をとったために、世界が引いてしまった 中国共産党政権は自らの行動の帰結が自らにはね返ることを目の当たりにするかもしれない
【動画】中国のサプライチェーン支配:中国共産党を助けたアメリカ

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