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2020年5月26日 (火)

1969年にニューヨーク市に駐在している、ソ連の国連職員や外交官の間ではやっていたジョーク

1969年にニューヨーク市に駐在している、ソ連の国連職員や外交官の間ではやっていたジョーク

出典:「China 2049 秘密裏に遂行される『世界覇権100年戦略』」マイケル・ピルズベリー著(米・2015)

ソ連の人々は当時貧しいマルクス主義・共産主義の中国の将来について、何かを知っていて、何かを予測していたらしい

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 ソ連の指導者レオニード・ブレジネフがニクソン大統領に電話をかけてきた。

 ブレジネフが言う。

「KGBによると、あなたは2000年に何が起きるかを予測できるスーパーコンピューターを持っているそうですね」

「ええ、持っています」

 ニクソンが答える。

「では、その頃、誰がソ連政治局を牛耳っているか、教えていただけますか?」

 ニクソンは沈黙し、一向に答えようとしない。

「はは!」

 ブレジネフは笑った。

「そのコンピューターはそれほど高性能でもないのですね」

「とんでもない、書記長」

 ニクソンが答えた。

「コンピューターはあなたの質問に答えています。ただわたしにはそれが読めないのです」

「なぜですか?」

 ブレジネフが訊いた。

「中国語で書かれているからです」

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