大和証券ウェビナー「2021年に向けての株式市場見通し」を視聴して
大和証券ウェビナー(オンラインで実施するウェブ・セミナーのことらしい)の企画で、11月17日(火曜)午後に「2021年に向けての株式市場見通し」と題した細井秀司シニア・ストラテジストの無料講演を視聴
細井氏の話のポイントは次のとおり
・米国大統領選挙後の株価は順調 就任後100日間のハネムーン期間は特にそう
・米国の経済成長は今年2020年は大幅マイナスだが来年2021年はプラス 株価は1年間位先取りするので今後の上昇を期待 開発中のコロナ・ワクチンが有効・安全であればなおそう
・米国では住宅販売と個人消費が順調に回復 住宅販売は3%という低金利が後押し 個人消費については、給付金がいったん貯蓄されたが次にモノの消費に回った
・米国ではミレニアル世代(20~34歳)が最大のマスだが、持ち家比率はまだ40%程度 これから60%以上に向けて上昇するはず
・米国企業の利益予想は今年2020年は-15%だが、来年2020年は+22%
・日本企業の利益予想も上値余地あり
・日本政府のデジタル庁関連で、マイナンバー、脱ハンコ、システム開発、オンライン診療などに政策的な成長期待
・日経平均は来年26,000円から27,000円に上昇するのでは
・低金利による資金活用期待からグロース株が上昇し、はたまたコロナ・ワクチンの成功見込みが期待されるとバリュー株が上昇する、という循環物色が半年位継続しそう
・地球温暖化対策のため、EVやクリーン・エネルギー関連が活況になる方向は確実
筆者の感想は次のとおり
・日本の株式市場はどうしても米国の株式市場に左右されるので、米国の動向に注目するのは当然か
・現在大部分のバリュー株はコロナ禍のため安値放置されていると思うが、コロナ後の社会動向を見極める必要がある いずれにしてもリスク小だがリターンも比較的小
・グロース株はIT技術などのテクノロジー基盤がしっかりしていて、時代の要請に適合していることが必須 PERが非常に大きいのでリスクが大きいように思われるが、その代わり大きなリターンも期待できる
・細井氏が示したデジタル庁関係銘柄では、オンライン診療関係のエムスリー(2413)とメロディー(4480)に注目
・ただし、来年は丑(うし)年で過去のアノマリー(経験則)からは巳(み)年に次ぐ鬼門の年 1974年のオイル・ショックや2008年のリーマン・ショックは丑年の前後に発生している 来年は注意が必要だと思う
あくまでも株式投資は自己責任でお願いします
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