12月10日~12月16日の週に観た劇場映画
12月10日(金曜)~12月16日(木曜)の週は2本の劇場映画を観た
★ラストナイト・イン・ソーホー(115分・英・2021)
★ローラとふたりの兄(105分・仏・2021)
(注)★★は超お薦め、★はお薦めの作品
★ラストナイト・イン・ソーホー(115分・英・2021) ⇒1960年代のロンドンの文化・芸術・生活に強烈な郷愁を表現した作品 1960年代の音楽に始まり、ロンドンのソーホー(SOHO)地区での当時のファッション、ダンス、カフェ、バー、クラブ、歌唱・ダンス・ショーなどが走馬灯のように次々と現れる 音楽では冒頭からピーター&ゴードン(英)の「愛なき世界 "A World without Love"」(1964・ポール・マッカートニーが作詞・作曲)が流れ、サーチャーズ(英)の"Don’t Throw Your Love Away"(1964)などが続き、ペトゥラ・クラーク(1932~・英国ロンドン南西郊外のエプソム出身)が歌った「恋のダウンタウン "Downtown"」(1964)をオーディション曲として使う ダンス・シーンではウォーカー・ブラザーズ(米国出身、英国で活躍)の「ダンス天国 "Land Of 1000 Dances"」(1965)に合わてダンス これら楽曲は筆者も中学生時代によく耳にした 物語はファッション・デザイナーを目指す、現代の女学生エロイーズと、1960年代のソーホーでディーバ(歌姫)を目指すサンディが時空を超えて接触する、ファンタジーでサイコロジカルなホラー作品といえよう トーマサイン・マッケンジー(2000~・ニュージーランド・ウェリントン出身)がエロイーズ役を、アニャ・テイラー=ジョイ(1996~・米国フロリダ州マイアミ出身)がサンディ役をそれぞれ演じる 「ベイビー・ドライバー」(113分・英・米・2017)の監督・脚本・製作総指揮を担当したエドガー・ライト(1976~・英国ドーセット出身)が原案・製作・脚本・監督を兼ねる ロケ撮影は2019年5月に実際のソーホーで行われ、現存する建築物にセットなどを組み合わせ、また多数のエキストラを動員したようだ ユー・チューブにはライト監督と共同脚本のクリスティ・ウィルソン=ケアンズ(1987~・英国グラスゴー出身)がソーホーのロケ地巡りをしている動画が掲載されている 原題も"Last Night in Soho"だが、直訳すると「昨夜ソーホーで」か
★ローラとふたりの兄(105分・仏・2021) ⇒フランス西部の地方都市アングレームに暮らす、中高年の3人兄妹の日常と友情を描いた作品 フランスではごく普通のことであろう離婚・再婚、また失業、父子家庭、不妊治療などについて、シリアスになり過ぎず気楽にややコメディ的に表現 日本とも結構共通な話題が多いと思う 妹がヒロインのようだが、やや仲違いする2人の兄たちの間を取り持ち、さらに自分の悩みにも向き合う リュディヴィーヌ・サニエ(1979~・仏国パリ西方郊外ラ・セル=サン=クルー出身)がヒロイン役を演じ、ジャン=ポール・ルーヴ(1967~・仏国ダンケルク出身)が監督で長兄役も演じている 原題は"Lola et ses frères"(仏)=Lola and her brothers=「ローラと彼女の兄弟」
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