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2022年6月26日 (日)

6月19日~6月25日の週に観た劇場映画

6月19日(日曜)~6月25日(土曜)の週は3本の劇場映画を観た すべて邦画だったが、結構面白かった

・峠 最後のサムライ(114分・日・2022)
・シン・ウルトラマン(112分・日・2022)
・バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(119分・日・2022)

(注)★★は超お薦め、★はお薦めの作品

46da04c01c4c38fb・峠 最後のサムライ(114分・日・2022) ⇒司馬遼太郎(1923~1996・大阪市南区・現浪速区出身)のベストセラー歴史小説「峠」(1968)を単独で初めて映画化 「蜩の記」(129分・日・2014)を製作した小泉堯史(こいずみ たかし:1944~・茨城県水戸市出身)が監督と脚本を兼任 そして主役の河井継之助(1827~1868)役には「蜩の記」と同じ役所広司(1956~・長崎県諫早市出身)を起用 河井は大政奉還後の戊辰戦争(1868~1869)時には越後長岡藩の家老上席だった 彼は開明的であり藩政改革に取り組むとともに、戊辰戦争では譜代大名藩でありながら非戦武装中立を保ち、藩民の暮しを守ろうとした 小泉は長く黒澤明(1910~1998・東京都品川区出身)監督の助監督を務めたので、今回も黒澤組ゆかりのスタッフの多くが集結したようだ また本作も昔ながらのフィルムで撮影したとのこと 撮影は2018年9月~12月に行われ、ロケ地は長岡市・小千谷市などの新潟県各地に加え、京都市(西本願寺)、茨城県つくばみらい市(ワープステーション江戸)そして長野県 当初2020年9月に劇場公開予定だったが、コロナ禍のため3回延期された

403401a935b5175c・シン・ウルトラマン(112分・日・2022) ⇒いろいろな怪獣が頻繁に普通に出没する日本が舞台 政府に防災庁・禍威獣(かいじゅう)特設対策室(禍特対)が設置されている 特撮の禍威獣が次々登場し、社会がそれらと共生しているような設定は面白い 救世主として胸にカラー・タイマーがないウルトラマンが登場 その分スマートでシャープでスタイリッシュなフォルムになっている よく分からなかったが、カラー・タイマーの表示がないのでエネルギーの残量に応じて体色が変化するようになっているようだ 技術的には特撮映像にCG・VFXがふんだんに盛り込まれており、撮影・ポスプロ現場は大変だったろうと思う 本作はTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(1995~1996)の原作・監督でよく知られる庵野秀明(1960~・山口県宇部市出身)が盟友樋口真嗣(1965~・東京都新宿区出身)と組んで製作 2人は「シン・ゴジラ」(119分・日・2016)と一緒の組合せだが、「シン・ゴジラ」では庵野が総監督・脚本、樋口が監督・特撮監督を担当したのに対し、「シン・ウルトラマン」では樋口が監督、庵野が脚本という分担 これは庵野が他の仕事で忙殺されていたためらしい 主演は斎藤工(1981~・東京都港区出身)で、バディが長澤まさみ(1987~・静岡県磐田市出身) 撮影は2019年秋に終了していた模様だが、コロナ禍のため「トップガン マーヴェリック」(131分・米・2022)と同様、今年まで劇場公開が延期された ロケ地は茨城県水戸市、神奈川県横浜市・平塚市、千葉県千葉市・市原市、山梨県、群馬県、栃木県、東京都千代田区・台東区など 特にウルトラマンとメフィラスが話し合うシーンを撮影した居酒屋「浅草一文」(東京都台東区)は聖地巡礼で有名になったそうだ また自衛隊も撮影に全面協力した模様 さらに主題歌が米津玄師(1991~・徳島市出身)の「M八七」であることにも注目 映画公開日と同じ5月13日に配信開始そして18日にニュー・シングルとして発売されたが、相変わらず転調の多い複雑で難解な楽曲

96624e6168ec97e3・バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(119分・日・2022) ⇒こう言っては失礼かもしれないが、意外と面白かった 種々雑多な多くの伏線が前半に提供されやや消化不良に陥っているところで、後半それらが次々と解明されスッキリするというところは古典的な物語の展開で割といい 横溝正史(1902~1981・神戸市出身)の推理小説に登場する金田一耕助のようなボサボサ髪の探偵(犯罪捜査コンサルタント)が主人公 元医者のバディーがいるという設定は有名な推理小説に似ている アーサー・コナン・ドイル(1859~1930・英国出身)著のシャーロック・ホームズ・シリーズ長編小説の一つ「バスカヴィル家の犬」(1901・英)の翻案である 2019年のフジTV・月9連続ドラマの映画化だそうだ 主人公の誉獅子雄(ほまれししお)役をディーン・フジオカ(1980~・福島県須賀川市出身)が、バディの若宮潤一役を岩田剛典(1989~・名古屋市出身)が演じる 撮影は昨年2021年前半に行われたと推定され、ロケ地は各地にまたがっており、物語の中心となる屋敷は松山市にある萬翠荘で、その他愛媛県、東京都中央区・台東区、群馬県、千葉県、埼玉県などのようだ

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