劇場映画「異人たち」を観て
劇場映画「異人たち」を観て
(注)★★は超お薦め、★はお薦めの作品
監督・脚本:アンドリュー・ヘイ(1973~・英国出身)
原作:「異人たちとの夏」山田太一(1934~2023・東京都台東区浅草出身)著・1987 英訳版・"Strangers"・2003
主演:アンドリュー・スコット(1976~・アイルランド・ダブリン出身):アダム
助演:ポール・メスカル(1996~・アイルランド出身):ハリー
ジェイミー・ベル(1986~・英国出身):アダムの父
クレア・フォイ(1984~・英国出身):アダムの母
原題:All of Us Strangers
夢とうつつ、彼岸と此岸を往き来する、一種のファンタジー作品だと思う ロンドンの高層アパート(マンション)に孤独に暮らす脚本家の主人公アダムが、過去に亡くなった両親や同じビルの住人と交信・交流する ゲイ(クィア)であることのカミングアウトなどを話題に物語は進む アンドリュー・ヘイ監督と主役アダムを演じるアンドリュー・スコットは実生活でもゲイとのこと ラブ・シーン、ベッド・シーンもあるので、やや毛深い男同士がと思うと筆者個人的にはやや落ち着かなかった
原作は昨年亡くなった脚本家・山田太一の小説「異人たちとの夏」 小説が出版されてすぐ後の1988年に大林宜彦監督(1938~2020・広島県尾道市出身)により映画化(110分) また舞台演劇化やラジオドラマ化もされた したがって、本作は英国での2度目の映画化(リメイク)になる ヘイ監督は英語版の原作を読んで自分の物語として映像化したかったようだ 当然ではあるが、舞台は浅草からロンドンに変わり、ヘテロがホモになっている またヘイ監督はプライベート感を強調するため、アダムの両親の家として自宅をロケに使用したとのこと
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