カテゴリー「舞踏・劇」の5件の記事

2009年1月10日 (土)

映画「英国王 給仕人に乾杯!」を観て(そして、権之助での食事と十二時でのマジックショー)

 義母の傘寿祝賀昼食会の後、観たいと思っていた映画「英国王 給仕人に乾杯!」を鑑賞に参りました。シャンテシネ1で上演されておりましたが、昨日(9日)で終了の予定が延長されたため、本日はちょうどいいスケジュールになりました。224席全席が指定なので、2日前に午後4時25分からの第3ラウンドのチケットを購入しました。中央の席を夫婦50割引で入手することができました。

 新宿から丸の内線で霞ヶ関に着きましたが、若干時間があったので、酔い醒ましとして日比谷公園内の日比谷グリーンサロンでコヒーを1杯飲みました。そして日比谷公園を横断し、いよいよシャンテシネに乗り込みました。シャンテシネ前の歩道には映画俳優達の手形が埋め込んであります。冷たい北風に凍えながらチラッと観ると、ペ・ヨンジュンの手形が一番新しそうで金色に輝いておりました。

 混み合っているシャンテシネの発券場を横目に4階に昇ろうとしたら、エレベータが1基でやや小型なため、さらに昇る階段もないため(階段は出口専用に使用していた模様)、ホールが大混雑していました。改善の余地がありますね。購入した座席G10は本当にど真中で、少し見下ろすベストの角度から映画を堪能しました。さて、映画「英国王 給仕人に乾杯!」は、2008年12月19日(金曜)付けの日経新聞(夕刊)コラム「シネマ万華鏡」で映画評論家・中条省平氏が絶賛(五つ星)していただけあって、とても楽しめる映画らしいコメディでした。

 主人公ヤン・ジーチェが15年の刑期を半年程短縮されて出獄して来るところから映画は始まります。共産主義体制下で国境地帯へ送られたヤンが昔を回想する形で映画は進みます。駅でのソーセージ売りから始めて、一流レストランの給仕人へ、いろいろな運を味方に付けて出世します。ストーリー展開は小気味よく、各所に笑いを散りばめており、中だるみの全くないコメディ映画になっております。チェコ映画の巨匠イジー・メンツェル監督の名作だと思います。

 小柄なヤン(イヴァン・バルネフ)は、映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の主人公マイケル・J・フォックスを思い出させます。また、幸運と不運の繰返しのタイプのストーリーは、トム・ハンクスが主演した映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」を思い出させました。しかし、この映画「英国王 給仕人に乾杯!」は、美しい女性が沢山現われてヤンに絡みます。ハードではありませんが、少々官能的(エッチ)な映画でもあります。それにしてもお金持は、どうして結局飲む・食う・買うしかやらないのでしょうか。

 昼食の中華料理がまだお腹の中にあるような感じなので軽食をと思って、大和実業グループの店・権之助銀座店に向かいました。佐賀関から直送された関アジを楽しみ、店自慢の、沢山の野菜の上に薄い豚肉を置いて蒸す豚しゃぶ等を味わいました。そして、何となくもう一つ楽しみたくなって、マジック・バー銀座「十二時」に寄ることを考えました。どうも予約していないと席が確保されていないようでしたが、今回は幸運にも予約なしで入店することができました。ステージ・ショーが始まるまでの間は、マジシャンがテーブルまで来てくれてカード・マジック等を披露してくれました。そして、いよいよステージでマジック・ショーが始まりました。女性マジシャンの喜代野さんが登場し、なかなか切れのいいマジックを観せて下さいました。

  • 銀座には 映画 マジック フルエンタ

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2007年12月 2日 (日)

小平・市民オペラ協会第21回公演 歌劇「フィガロの結婚」を観て

 小平・市民オペラ協会第21回公演が、本日午後4時から小平市民文化会館「ルネこだいら」の中ホールであり、観て参りました。演目は、モーツァルト作曲の歌劇「フィガロの結婚」(日本語上演)でした。小平市教育委員会と小平市文化協会が主催しており、11月25日(日曜)に公演された小平青少年吹奏楽団演奏会と同様に第45回小平市民文化祭参加イベントでもありました。

 小平・市民オペラ協会は過去に5回程「フィガロの結婚」を公演しており、結構手慣れた感じで会員達が出演しておりました。主要な登場人物は、体調を崩した時などのためか、ダブルキャストになっておりました。ただ、実際の公演では1人でひとりの人物を通しで演ずるのではなく、2人でひとりの人物を劇中で分担して演じておりました(二人一役)。結構面白い試みだと思いました。

 「フィガロの結婚」はボーマルシェが書いた散文喜劇三部作の2作目に当たり、1作目がロッシーニの歌劇として有名な「セビリアの理髪師」であることは知りませんでした。3作目は余り知られていない「罪ある母」だそうです。「フィガロの結婚」は、アルマヴィヴァ伯爵の従僕のフィガロが伯爵夫人ロジーナの侍女スザンナと結婚する当日一日の出来事をオペラにしたものです。彼らの結婚に対し、伯爵によるスザンナの誘惑、伯爵の侍医バルトロの伯爵夫人への恋心、伯爵家の女中頭マルチェリーナのフィガロへの想い、伯爵付きの小姓ケルビーノの伯爵夫人へのあこがれ、などが入り交じり混乱するが、結局無事二人の結婚がかなうという、一種のドタバタ喜劇であります。

 歌のハイライトは第1幕(通常の公演では、第1幕と第2幕)にあり、フィガロによるアリア「もはや飛べまいこの蝶々」、伯爵夫人によるカヴァティーナ「愛の神聞きたまえ」、ケルビーノによるカンツォーナ「恋の悩み知る君よ」などが聴き応えがありました。ケルビーノの歌は私も聴いたことがある有名なものでした。ところで、ケルビーノは少年ですが、女性がその役を演じ、劇中でさらに女装をするというひねりを加えてあります。

 長時間の公演が終わり、全員が舞台上で挨拶しました。次の写真はその模様です。舞台の前、客席中央でご挨拶をされているのが、指揮・音楽監督の佐々木弐奈先生です。今年は立ち見まで出てしまった、400人以上の観客が充分にオペラを堪能したようでした。

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  • 人生を 豊かにする オペラかな

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2006年12月 9日 (土)

小平・市民オペラ協会第20回公演「マイ・フェア・レディ」を観て

Himg0120  先週の日曜日にルネこだいら(写真はルネこだいら前のあかしあ通りと欅の紅葉)中ホールにて行われた、小平・市民オペラ協会第20回公演を観て参りました。今年は、フレデリック・ロウ作曲のミュージカル「マイ・フェア・レディ」(小平版・日本語)が上演されました。団員は音大卒やグリークラブ上がりが含まれるものの基本的に素人ですが、年一回のこの公演のために1年間毎日曜日練習してきただけあって、なかなかの出来映えでした。会場はほぼ満席で、約400人もの観客がミュージカルを堪能しました。 
 毎週いつも音楽の指導をして下さり、また公演時は指揮をして下さるのが、とても素敵な佐々木弐奈先生(国立音大卒、二期会オペラスタジオ終了)です。それから、演出・演技指導をして下さるのが、俳優の井上肇先生です。多分ボランティアではないかと思いますが、プロの二人の先生に指導していただくのはとても幸運なことだと考えました。さらに、ボランティアでとても綺麗な衣裳を制作して下さる方、そしてメーキャップをして下さる方もおり、大道具・小道具を除けば、サポートはかなり充実しているようでした。
 この催しは、小平市教育委員会・小平市文化協会主催で、第44回小平市民文化祭参加のものです。したがって、会場には市長と市議会議長の姿もありました。多分市レベルの活動でオペラやミュージカルを上演しているのは、とても珍しいのではないでしょうか。昨年は、ご存知W.A.モーツァルト作曲の歌劇「魔笛」(小平版・日本語)を上演しました。なお、昨年から私の義母も公演に参加しております。

  • 素晴らしき 市民レベルの ミュージカル

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2006年4月28日 (金)

フラメンコとおかまショー

 変な組合せではありますが、今週フラメンコショーとおかまショーを同じ夜に観ました。フラメンコは知る人ぞ知る、新宿伊勢丹会館6Fにあるエルフラメンコで鑑賞。その後、新宿住友ビルに移動して、その49Fにある天空回廊のギャルソンパブでおかまショーを観ました。
 エルフラメンコは1967年12月開店とのことで、少々気が早いですが、開店40周年記念の特別企画を実施していました。メルセデス・アマジャ・ラ・ウィニーという女性をリーダーにして、後はダンサーが3人(内1人が男性)、音楽が4人(全部男性で、ギターが2人、パーカッションが2人)の計8人のチームが公演しました。いつも感心するのですが、非常にテンポの速い手拍子・足拍子のリズムに乗ってすべての公演が進んでいきます。歌や曲は結構物悲しい感じなのですが、この速いテンポのおかげで気持良く、割と容易に音楽を吸収できると思いました。1時間がアットいう間に終了しました。
 ギャルソンパブは、知らなかったのですが、六本木金魚、黒鳥の湖(歌舞伎町)と同じ資本が運営している系列店でした。後者2軒は以前に行ったことがあり、六本木金魚はかなり大規模な劇場、ステージで、ショーも確か空中ブランコもあったりして、大掛かりなものでした。黒鳥の湖は場所が場所だけに、少々淫ぴな感じですが、パロディ、下ネタ等いろいろあって、それなりに面白いと思いました。今回のギャルソンパブは、一番垢抜けている感じで、女性も入りやすいかなという第一印象でした。ただし、高層ビルの上層階の一画ですから、場所の広さ・形に制約があります。でも、それをかえって逆用してショーに工夫を凝らしている感じで、好感が持てました。さらに、終了後ダンサーとの交流タイムがあり、盛り上がれば夜の街に繰り出すことも可能なようです。ちなみに、私はその後、歌舞伎町のバー、そして六本木のディスコとハシゴをすることになりました。
 さあ、皆さんも時々は東京のエンターテイメントを楽しんで、息抜きをしませんか。

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2006年4月18日 (火)

長嶺ヤス子公演を観て

 昨晩新宿ゴールデン街劇場で、長嶺ヤス子さんの舞踏「情念の行方」をかぶり付きで観て参りました。満席以上だったためかぶり付きになった訳ですが、後ろの観客に邪魔にならにように姿勢を低くしながら、首を上に曲げ、また舞踏家を目で追わなければならないので、首が相当に疲れました。しかし、70歳の(全くそうは見えず、とてもキュート)長嶺ヤス子さんは、疲れを全く見せずに、とてもエネルギッシュに前半・後半それぞれ7曲ずつを、前後半の間の休憩時間15分間のみで、踊り通してしまいました。曲は基本的に演歌を使ったのですが、前半は早変わりの日本的舞踊風で、後半はやや激しく始まって、ラスト前の一曲はほぼ着物を着たフラメンコダンスなるものを観せて下さいました。あっという間の2時間で、とても楽しませていただきました。
 本人曰く、「私はフラメンコより演歌が好きです。でも、皆さんがフラメンコとおっしゃるのでフラメンコも踊っています。」と不思議なことを可愛らしい声でおっしゃていました。早変わりも大変そうで、4回やれば4枚着物を重ね着している訳なので、相当な重量がありそうです。したがって最初はとても太って見え、本当の胴回りの2倍位あるようでした。重ね着した着物をさっと脱ぐためには、これは私の想像ですが、上下に分かれたスーツスタイルの着物を重ね着して、つなぎ目を帯で隠しておくのではないかと考えました。一枚脱ぐ時は帯から上下に分かれた着物を手際よく引っ張り出すのではないでしょうか(歌舞伎も同じようなものでしょうか)。
 実は昨日が初日だったので、昼間にフルのリハーサルをやった上に、夕方の公演を行ったそうです。実質2回目の公演だと言うのに、汗は滴り落ちていたものの、息切れは絶対にしないそうです。一体このエネルギーとスタミナはどこから来るのでしょうか。自分の年を考えてぞっとしました。
 [余談] フラメンコはハイヒールで床を強く踏み鳴らして踊るのですが、そのせいか長嶺さんの両足はかなりの外反母趾のように拝見しました。素足で踊ってらっしゃるので見えてしまいました。これも職業病ですね。

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