カテゴリー「美術」の15件の記事

2008年4月 4日 (金)

東山魁夷展から千鳥ヶ淵の夜桜へ

 今晩、地下鉄竹橋駅の近く、北の丸公園にある東京国立近代美術館で「生誕100年 東山魁夷展」を観賞しました。その後、千鳥ヶ淵で最後の夜桜を観ることができました。

 東山魁夷展は3月29日(土曜)から5月18日(日曜)まで開催される予定です。東京国立近代美術館のホームページから割引引換券を印刷し持参すると、一般1,300円のところが100円割引になり1,200円になります。入場するための行列ができているかと心配しましたが、夜間のためか割と空いていて、すぐ入場できるとともに中ではゆったりと鑑賞することができました。木・金・土曜日の夜間開館時間(17:00~20:00)は混雑していないようです。

 本展覧会には150点を超える作品が展示されており、作品は次のとおり7章と5特集に分類されておりました。

第1章 模索の時代
特集1 ドイツ留学
第2章 東山芸術の確立
特集2 <自然と形象>と《たにま》
第3章 ヨーロッパの風景
特集3 白馬のいる風景
第4章 日本の風景
第5章 町・建物
特集4 窓
第6章 モノクロームと墨
特集5 唐招提寺の障壁画
第7章 おわりなき旅

 特に驚いたのは特別企画展示となっていた、《濤声》(部分)と《揚州薫風》の2つの襖絵でした。いずれも唐招提寺から本物を借用してきたもので、鴨居、敷居そして畳を実際にしつらえて展示してありました。それぞれ襖6双と13双の大作で、新しい畳イグサ(藺草)の香りが新鮮でした。今回もヘッドセット型の音声ガイドを借用し、25点の作品について解説を聴きながら集中的に鑑賞しました。解説の内12点については、東山画伯本人の肉声でのものでした。

 美術館を出た後は、北の丸公園を北に向かって抜け、武道館の横を回り込んで、田安門まで歩きました。千鳥ヶ淵の夜桜を観るつもりはなかったのですが、つい緑道に入り込んでしまいました。次の写真は、皆さんがよく撮影されているアングルで、ボート乗り場少し手前から撮った、その先のライトアップされた緑道です。

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 ボート乗り場附近から、先ほどとは反対方向を撮りました。対岸は北の丸公園です。

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 ライトアップされた、近景と遠景の桜の撮影に挑みました。三脚も持たずに夜景を撮影するのは難しいですね。

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  • 画(え)も淵も 幻想の桜 酔ひしれて

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2008年1月20日 (日)

江戸東京博物館の北斎展を観て

 東京・両国にある江戸東京博物館で開催中の「北斎展」を観て参りました。同博物館開館15周年記念の特別展で、「ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」というサブタイトルが付いています。オランダ国立民族学博物館、フランス国立図書館そして大英博物館から初めて同時に約70点の肉筆画が里帰りしているとのこです。これらを含めて展示作品は500点を超えるという膨大な展示会でした。もっとも北斎の絵そのものはせいぜいA3判位の大きさですので広大な場所が必要という訳ではありません。しかし、それがかえって会期末近くで沢山の観客が詰めかけている会場の混雑度を増しているように思えました。

 500点以上の作品をノロノロ進む列に入って長時間鑑賞するのは大変なので、いつものとおり音声ガイドを借用しました。音声ガイドに従っておよそ1時間程度で、作品27点を効率よく観て参りました。その中にレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「モナリザ」と同じ位世界中に知られているという、北斎の版画「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」がありました。今回北斎の作品の真に斬新な構図と色彩を改めてよく観て、これらがヨーロッパの印象派の画家達に大いに影響を与えたということが理解できるような気がしました。江戸東京博物館での北斎展は残念ながら1月27日までで、その後名古屋市美術館(2月9日~3月23日)、そして山口県立萩美術館・浦上記念館(4月5日~5月18日)と回るようです。

 次の写真は展示会場入口の向かい側に飾ってあった巨大な熊手です。皆さんのご繁栄をお祈りしてここに掲載いたしました。

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  • 北斎に 観る日本美の 先進性

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葛飾北斎 富嶽三十六景
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葛飾北斎の浮世絵風呂敷 二巾(約71cm×約68cm)/富嶽三十六景神奈川沖浪裏(通称:波裏富士・浪裏富士) 素材は人気の丹後縮緬です。希望者のみ箱入れ包装無料 葛飾北斎の浮世絵風呂敷 二巾(約71cm×約68cm)/富嶽三十六景神奈川沖浪裏(通称:波裏富士・浪裏富士) 素材は人気の丹後縮緬です。希望者のみ箱入れ包装無料

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2007年12月29日 (土)

東京タワーのイルミネーション

 毎年恒例の東京タワーのイルミネーションをご紹介します。東京タワーの北東側の入口横に例年クリスマスツリーが飾られています。いろいろな動物をかたどったイルミネーションもあります。

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 東京タワーも綺麗に照明されています。「2007」の文字も鮮やかです。最近東京タワーを話題にした著作物が増えておりますので、訪れる方々も増えているようで時々タワーまでの道を尋ねられます。

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  • 昔と今 流れをつなぐ タワーかな

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ザ・プリンス パークタワー東京 ザ・プリンス パークタワー東京

地域:東京23区内
特色:プリンスホテルのフラッグシップ。世界のラグジュアリーホテルグループ、「LHW」に加盟しています。
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

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2007年12月26日 (水)

日比谷公園のイルミネーション「トウキョウファンタジア2007」

 日比谷公園で実施中のイルミネーション「トウキョウファンタジア2007」を観て参りました。夜なので結構寒いのですが、沢山の人出でした。いつもはどこからでも自由に出入りできる、第二花壇周辺がフェンスに囲まれていて、日比谷門方面からしか入場できませんでした。高さ約42mの日本最大のクリスマスツリーが、第二花壇と小音楽堂の間にある大噴水の上に造られておりました。このツリーは白い布でおおわれておりますので、周りや内側から七色のスポットライトを照射されて七色に変化します。次の写真は小音楽堂前から撮った、緑色に光るツリーです。後方のビルは帝国ホテルと大和生命ビルです。

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 次は、第二花壇東側から撮影した、紫色に光るツリーです。ツリーの手前には、第二花壇上の青いイルミネーションとともに、黄色の土の妖精が輝いております。左端に水色に輝いているかたまりが水の妖精です。

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 次は第二花壇北側中央(巨大ツリーの真ん前)から南東方向に花壇上のイルミネーションを撮ったものです。左手前に土の妖精が、中央後方に色も変化していて分かりずらいですが赤く輝く火の妖精が観えます。後方のビルは、右端が富国生命ビル、左端がみずほ銀行本店ビルです。

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 おまけに松本楼の南側で、モミジが植えられている少し高くなったところ(場外)から撮影した、ケヤキ等の樹木越しのトウキョウファンタジア2007会場全景です。赤く光るツリーの左後ろにザ・ペニンシュラ東京があり、右側には日本生命ビルとその後ろに宝塚ビルが重なっております。中央下部やや右側にひときわ水色に輝いているのが、水の妖精のようです。

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  • 公園の 光に心が 洗われて

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帝国ホテル東京 帝国ホテル東京

地域:東京23区内
特色:世界中のゲストが集う小さな国際都市。伝統のおもてなしと最新の設備を併せもつホテルです。
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2007年10月13日 (土)

秋の札幌#1(モエレ沼公園)

 初冬のような気候になった秋の一日、札幌市北東部にあるモエレ沼公園を訪れました。過去に何度か訪問を試みたのですが、いつも雨模様の日に当たり断念していました。今回はかなり寒くはなりましたが、やっと晴天に恵まれました。

 モエレ沼は石狩川が太古の昔に残した三日月湖です。1980年代はゴミ処理場として使われていましたが、ゴミの埋立て後には公園として整備する計画でした。著名な彫刻家イサム・ノグチ氏が1988(昭和63)年3月に初めて札幌を訪れた時にこの事業に強い関心を示したため、札幌市が彼に公園の設計を委託したそうです。同年中にイサム・ノグチ氏は「全体をひとつの彫刻とみなした公園」のマスタープランを完成させましたが、残念ながら同年12月30日にニューヨークで急逝されたとのことです。彼の遺志を受け継いで公園造成事業が開始され、2005(平成17)年3月に造成を完了し、モエレ沼公園は7月1日にグランドオープンに漕ぎ着けたそうです。何と17年間という長期にわたる、気の長い北海道らしいプロジェクトだとは思いませんか。

 まずは、標高62mのモエレ山頂上から北東方向を眺めた写真です。右手にガラスのピラミッド「HIDAMARI」、中央奥にサクラの森、左手奥にサクラの森に囲まれるようにモエレビーチ、そして左手前にカラマツの林に囲まれた海の噴水が観えます。これらの施設の後方をさらに取り囲むようにモエレ沼が拡がっています。この場所は私が生まれた篠路村(現札幌市北区)の隣村に当たるため、古里のようなところです。

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 次はミュージックシェル(左側)とテトラマウンド(中央奥)です。ミュージックシェルは、前面が直径約15mのステージになっており、コンサートや舞踏のパフォーマンスに使われるそうです。テトラマウンドはイサム・ノグチの造形です。

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 標高62mのモエレ山頂上に続く約240段の階段です。神殿の入口のようにも観えます。段数を数えながら昇り降りしましたので、脚とともに頭も疲れました。

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 以下に続く3枚の写真は海の噴水のパフォーマンスです。4月後半から10月後半まで実演されていて、ちょうど午後1時15分からのフルプログラムを観ることができました。フルプログラムは40分間も続くので、寒風に耐えて観賞するのが大変でした。周りを取り囲むカラマツの林が防風林の役割を果たしてくれなければ、凍えていたかもしれません。

 まずは最大高さ25mにもなる噴水ビッグワンです。

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 次が最も海らしいシーンのビッグウェーブです。外側の容器がほぼ水で一杯になるまで延々と30分位続きます。荒れた海が続きますが、最後に凪いだ海に変化するイメージととらえました。

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 最後がアーチ噴射です。撮影者の背中側からの陽射しにより、綺麗な虹が現れていました。

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  モエレ沼公園のホームページによれば、「海の噴水は、イサム・ノグチ氏のイメージしていた噴水に類似したマイアミのベイフロントパークの噴水を参考としてつくられ、『水の彫刻』と呼ぶにふさわしい形態を兼ね備えています」とのことです。なお、夜の噴水の様子はこのブログに詳しいです。

  • モエレ沼 イサム・ノグチの 遺志を聴く

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2007年9月16日 (日)

アルテピァツッア美唄を訪れて

 道央自動車道美唄ICからおよそ2㎞東にあるアルテピァツッア美唄を訪れました。ここは美唄市出身の世界的彫刻家・安田侃(かん)さんの現代彫刻の常設展示場になっています。安田侃さんは現在イタリアのピエトラサンタというところにアトリエを構えて創作活動に励んでいます。ピエトラサンタは世界最大の大理石の産地で、あのミケランジェロも創作活動をしたところだそうです。

 安田侃さんの作品は、日本では東京国際フォーラムや東京都庭園美術館、また札幌のJR札幌駅や知事公館など各地の以外と身近なところに展示されております。世界ではイタリア、オースストラリア、スペインのカナリア諸島などで作品が展示されているそうです。

 アルテピァツッア美唄では、1981年に廃校になった旧栄小学校校舎屋内に、そして広々とした屋外に、安田侃さんの約40点の彫刻が展示されております。2003年7月3日には天皇皇后両陛下が行幸されたとのことです。この旧栄小学校には、かって三菱美唄炭鉱が最盛期であったころ、約1,500人もの児童が通っていたそうです。

 展示されている彫刻を何点か紹介します。まず広場の東北隅にある小山「天翔の丘」の頂上に少し掘り下げて展示してある「天翔」(大理石製)です。

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 次に天翔の丘の横の通路に展示してある「帰門」(ブロンズ製)です。

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 カナリア諸島にも展示されている大作「天もく」(前方)と「天聖」(後方)です(いずれも大理石製)。もう一組の天もく・天聖が校舎裏側の南側高台に展示されており、さらにもう一つの天もくが芝生の中央に横にして半分埋められて展示されております。

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 校舎裏側の高台に展示されている「意心帰(いしんき)」(ブロンズ製)と早くも紅葉し始めているモミジです。

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  • 彫刻と 北の大地の たくましさ

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ラベンダーの里の後藤純男美術館

 ラベンダー発祥の地といわれる上富良野町にある日本画家後藤純男美術館を初めて訪ねました。開館30分前の午前8時半に到着したのですが、館長らしい男性の方が定刻前に快く入館させて下さいました。ありがとうございました。この美術館は、1930年千葉県関宿町生まれの後藤画伯が1997年に開館したもので、併設されているアトリエでは現在も創作活動に励んでいるといいます。入館してみるとビックリする位の大作が並んでおりました。特に、奈良・京都の桜花を描いた大作が並ぶ第2展示室や紅葉や中国山峡を描いた大作が並ぶ第3展示室は圧巻でした。

 足立美術館(島根県安来市)で観た横山大観画伯の日本画は墨だけで描いたものが多かったのですが、後藤画伯の日本画はフルカラーで、絵の具の盛上り的な効果も使われていて、一見西洋画と区別がつかないような感じでした。前出の方の説明によれば、日本画と西洋画の違いは今や見かけでは余り分からず、使用する絵の具の違いだけとのことでした。ご存知のとおり西洋画では油絵の具を使いますが、日本画では岩絵の具を使うのだそうです。油絵の具は混ぜ合わせていろいろな中間色を出すことができます。しかい、岩絵の具は混ぜ合わせると化学変化が起きるためそうすることができず、結果的に常時約200種類もの色の岩絵の具を用意しているとのことです。また、日本画で絵の具を盛り上げるには、膠(にかわ)を使うとのことです。ご存知のとおり、膠は動物の骨や皮から作られた接着剤ですので、原料は蛋白(たんぱく)質ですから管理が悪いとカビが生えてしまうそうです。

 次の写真は後藤純男美術館の外観です。まだ、時々小雨が降っていました。

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 美瑛・富良野エリアを訪れたのは今回で3回目ですが、やはり中富良野町にあるラベンダー農園の様子も観ることにしました。まず、これまでに行ったことのなかた彩花の里「佐々木ファーム」を訪れました。ここは高台にあるため、眺めが良いのが特徴です。次の2枚の写真が彩花の里で撮影したものです。ラベンダーは6~7月に咲くために、残念ながら咲いているのは赤・青・白、3色のサルビア、そして黄色のマリーゴールドです。

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 次に、中富良野町では一番有名なファーム富田にも立ち寄りました。彩花の里には余り人がおりませんでしたが、ここには観光バスも到着していて観光客でにぎわっておりました。また、ここでは戸外ではもう咲いていないラベンダーを温室内で咲かして展示するという工夫をしておりました。次の2枚の写真がファーム富田で撮影したものです。1枚目は香水の舎(いえ)の2階から撮った彩りの畑で、2枚目は彩りの畑の中で珍しかったピンク色のクレオメの花です。

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  • 富良野路は 彩(いろ)鮮やかに 人を呼ぶ

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2007年8月 4日 (土)

全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#2(足立美術館)

 第2日目は幸い台風一過の晴天で、まず鳥取県米子市にある皆生温泉から島根県安来市にある足立美術館に向かいました。足立美術館訪問は今回の旅の主な目的の一つでした。そういえば、皆生温泉ではエノハ、アゴ、そしてエテカレイという余り聞き慣れない魚を食しました。いずれもとても美味だったのですが、それぞれ何の魚でしょうか。調べてみると、エノハとはヤマメ(山女)の西日本地方での呼称、アゴとはトビウオ(飛魚)の日本海側の呼称、そしてエテカレイとは山陰沖や日本海側で獲れる小型のカレイ(鰈)のことのようです。アゴというのは、何やら「顎が落ちるほど美味しい魚」を短くした言い方との説もありました。

 足立美術館は、横山大観の約130点を数えるコレクションで著名なことはもとより、5年連続日本一になったその日本庭園で最近特に有名になりました。米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が発表する「日本庭園ランキング」において、2003年から今年2007年まで5年連続で足立美術館の日本庭園が「庭園日本一」に選出されております。「庭園もまた一幅の絵画である」とした、本美術館の創始者の足立全康(あだちぜんこう)氏(1899~1990)の想いと庭造りへの情熱を生き生きと伝える5万坪の日本庭園です。足立氏は地元出身の実業家で、一代で財を成し、独力でこの美術館を作り上げ、1970(昭和45)年に開館に漕ぎ着けた人物です。

 世界一の日本庭園を若干ご紹介しましょう。まず、美術館東側にある正面玄関を入って最初に出合う「迎賓の庭」です。枯山水庭を中心とする、借景も含めた雄大な景色です。

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 次は苔庭です。現地の解説板によれば次のとおりです。

 杉苔を中心とした、京風の雅な庭園です。
 手前の石橋から飛石を眼で追ってゆくと一文字橋と太鼓橋にいたり、その間を流れるせせらぎが見所です。この庭園の赤松はすべて斜めに植栽されていますが、これは樹木というものは山の斜面に対してある角度をもって生えており、それを庭内に植える時に、その角度を尊重して植栽しているからです。

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 そして、美術館の主庭である枯山水庭です。建物の北側にあるので、建物の影が写真に写っております。ホームページでは次のとおり解説しています。

 画面中央に配置されている三つの立石は、峻厳なる山をあらわし、そこから注ぎ込まれた水が渓流となり、大河となって流れ行く様を、枯山水という伝統的な手法をもちいて表現しています。
 また背景には、16世紀半ばに毛利と尼子が合戦した際、毛利軍が陣を張ったといわれる勝山がそびえており、この庭をいっそう見ごたえあるものにしています。

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 次は亀鶴の滝です。先程の枯山水庭を左手前(南西)から観た写真ですが、中央やや左手奥に一筋の滝が流れ落ちているのが分かるでしょうか。ホームページでは次のとおりに解説しています。

 昭和53(1978)年に開館8周年を記念して開瀑した高さ15メートルの人工の滝です。滝口から勢いよく流れ落ちる水の躍動感が、雄大な景色に適度な緊張をあたえています。

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 次は、枯山水庭とは建物を挟んで反対側、つまり南側にある池庭です。現地の解説板によれば次のとおりです。

 この庭園の石橋から右の部分は当館の庭園では一番古いもので、昭和43(1968)年頃から造園されたものです。昭和45(1970)年11月に当館が開館したときには、ここが玄関になっておりましたが、昭和59(1984)年4月に「横山大観特別展示館」を増築し、その折に池を中心とした庭園に改造したものです。池の水は地下水を使っておりますため、冬場におきましても鯉が冬眠することなく泳いでおります。

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 最後にまた北側に移動して、白砂青松庭を鑑賞しました。1枚の写真に入りきらなかったので、右手・左手の2枚の写真を撮りました。やはり現地の解説板によれば次のとおりです。

 この庭園は、横山大観の名画「白砂青松」(昭和30(1955)年作)のもつ雰囲気を、日本庭園で表現すべく、当館創設者足立全康が作庭したものです。白砂の上に点在する大小の松が見所です。また滝と川を中心として右側は黒松(男松)を使った男性的な庭園。左側は対照的に赤松(女松)を使った女性的な造園になっています。

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 ここまでに相当な時間を費消しましたが、美術館の2階に昇って、これからがいよいよ本物の芸術鑑賞です。館内には、横山大観を始め、武内栖鳳、川合玉堂、橋本関雪、榊原紫峰、上村松園など、近代日本画壇の巨匠達の作品1,300点を収蔵しているとのことです。もちろん全作品を同時に展示するスペースはありません。そうそうここでもICレコーダー風の音声ガイドを貸し出しており、日本庭園と展示作品の内20点程の解説を聴くことができました。また、ギャラリートークとして、学芸員が午前に日本庭園について、午後に横山大観の作品について解説して下さいます。しかし、午後は出雲大社に向かうため、美術館には午前中しか滞在しなかったので日本庭園についての解説しか聴けませんでした。夏季特別展の企画として「あなたが選ぶこの一点!」というものもありましたが、私は上村松園の「娘深雪(むすめみゆき)」(大正3(1928)年作)という作品を選びました。

 足立全康氏が横山大観の絵を集めたいと思うようになったきっかけが、「雨霽る(あめはる)(山海二十題之内・昭和15(1940)年作)」という作品に出合ったことだとのことです。墨だけで描かれた素晴らしいこの作品も展示されておりました。どんな作品か興味がある方は、足立美術館ホームページで収蔵品のご紹介のページをご覧下さい。

  • 田園の 中に世界の 美術館

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著者:内山 武夫,足立美術館学芸部
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2007年6月23日 (土)

「大回顧展モネ」を観て

 昨日、今年1月21日に六本木に新しくオープンした国立新美術館(4月に実施された都知事選に立候補した黒川紀章さんの設計)にて、「大回顧展モネ:印象派の巨匠、その遺産」を観て参りました。印象派の巨匠、クロード・モネ(1840-1926)の絵画を、フランスのオルセー美術館を始め、アメリカのボストン美術館やメトロポリタン美術館など、国内外の主要コレクションから97点(加えて、その他関連として26点)も集め、それらを一堂に展示し、モネの絵画の魅力を紹介しております。

 展示は5章(セクション)に分類されており、それらはそれぞれ次のようなものです。

  • 第1章 近代生活~11点(「ゴーディベール夫人(1868)と本展示会の顔になっている「日傘の女性(1886)」が含まれています)
  • 第2章 印 象
    • 光~7点
    • 階 調~4点(「かささぎ(1868-69)」が含まれています)
    • 色 彩~6点(「庭のカミーユ・モネと子供(1875)」と「モントルグイユ街、1878年パリ万博の祝祭(1878)」が含まれています)
  • 第3章 構 図
    • 簡 素~3点
    • ジャポニズム~6点
    • 平面的構成~5点
    • 反射映像~13点
  • 第4章 連 作
    • リズム~4点(「ポプラ並木」の連作)
    • 形 態~4点(「積みわら」の連作)
    • 変 化~2点(「ルーアン大聖堂」の連作、1点はオルセー美術館展にも出展されていたと思いますので、昨年の神戸、今春の上野そして現在の六本木とずっと日本に留まっていることになります)
    • 移ろい~13点(「サン=ラザール駅(1877年)」を含む)
  • 第5章 睡蓮/庭
    • 筆 触~11点
    • 綜 合~8点(「睡蓮」の連作)

 今回も有料の音声ガイドを借用し、効率的な作品の理解に活用しました。レコーダーは多分ICレコーダーだと思いますが、私の記憶によれば首から紐でやや重めの装置をぶら下げる少し古めのタイプでした。ナビゲーターは小泉今日子さんで、なかなか良かったと思います。さらに、時々モネと同世代の作曲家クロード・ドビュッシー(1862-1918)の曲が流れて来て、雰囲気を盛り上げてくれました。最後に曲だけ入っていた「月の光」などは、「睡蓮」の前で聴くとまさにぴったりという感じでした。

 オルセー美術館展を開催していた上野の東京都美術館に比べると、この六本木の国立新美術館はすべての面で一回り規模が大きく、とてもゆったりとしていました。展示会場の通路も広く、上野ではいつも沢山の人がぶつかってきたのですが、六本木では数回だったと思います。もっとも雨模様の金曜日の夜ということで、(入場者数が50万人を突破した展覧会としては)人出はやや少なかったという感じでした。また、美術鑑賞を楽しんでいるお客さんの8~9割は女性でした。しかし、会場が妙に蛍光灯色で明るかったような気がしました。日本人には明るくて観やすかったのですが、絵画に紫外線の影響はないものかと余計な心配をしてしまいました。地球温暖化問題のために、白熱灯を使いづらくなっているのでしょうか。

 この展覧会も、いよいよ7月2日(月曜)で閉幕とのことです。あと残りわずかですから、まだご覧になっていない方は是非足をお運び下さい。

  • モネの絵に 美を愛で 感じ 美に生きる

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2007年3月 3日 (土)

オルセー美術館展を観て(上野公園のオオカンザクラ)

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 上野公園内にある東京都美術館で「オルセー美術館展:19世紀 芸術家たちの楽園」を観て参りました。昨年秋から3ヶ月間にわたって神戸で開催され、35万人を超える入場者数を記録した大型展だけあって、通勤ラッシュ時の東京の駅構内のように、非常に混んでいました。入場券は事前に購入していたものの、入場規制がかかっており、何と中に入るまでに40分以上も列を作って待つことになりました。待っている間に、総売上げの計算をしたりしました。東京でも3週間位前に入場者が10万人を超えたと報道されていたような気がします(後で調べたら、入場者数は、2月14日に10万人を超え、2月28日に20万人を超えたようです)。たとえ神戸並みの35万人の入場者で、平均入場料金は独断で1,000円と仮定すると、3億5,000万円です。神戸を超え50万人の入場者があったとすると、5億円です。140件もの作品をパリから日本へ運んで来ていることを考えると、何だか多いとも少ないとも言えそうです。

 場内では、いつものとおり音声ガイドプログラムを借用して、140件の作品の内、たった27件を足早に鑑賞いたしました。今回の音声ガイドは、ICレコーダー風の装置に大きなヘッドホンが付いていました。前回は昔の大きな携帯電話風のものだったのですが…。私が特にいいなと思った絵は、クロード・モネの「ルーアン大聖堂」、ポール・セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」、そして今回の展覧会のシンボルにもなっているエドゥアール・マネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」でした。また、面白かったのはバジールが画家のまとめ役になっていたらしく、長身の彼を取り囲んだ画家達の絵がバジール本人らによって描かれていることでした。

 パリにあるルーブル美術館、オルセー美術館、及びポンピドゥー・センター国立近代美術館はそれぞれ役割が決まっているようで、「こだわり世代のためのエンターテイメント情報|日経WagaMama|楽」によれば次のとおりです。

 オルセーは同じパリ市内にあるルーヴル美術館、ポンピドゥー・センター国立近代美術館とともに、それぞれ異なる時代区切りに従って作品を収蔵・展示して いる。ルーヴルは古代から印象派の手前、オルセーは印象派を中心とする19世紀後半、ポンピドーはフォーヴィズム(野獣派)以降の20世紀美術を、それぞ れ受け持っている。オルセーが「印象派の殿堂」と呼ばれるゆえんだ。もっと正確に言うと、オルセーの守備範囲は原則、1848年以降、第1次世界大戦が始 まった1914年までとされている。

 実は、1991年頃パリのオルセー美術館に行ったことがあります。元々は鉄道の駅舎だったものを綺麗に改装して、元は駅ホームの屋根だった巨大なドームを持つ美術館として堂々たるものでした。ちょうどセーヌ川の河畔にあることもあって、まさに人気スポットになっていました。今度またゆっくりと時間をかけて、パリの美術館巡りをしたいなと、改めて思いました。

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 上野広小路側の上野公園入口では、オオカンザクラ(大寒桜)(ヒカンザクラ(緋寒桜)とオオシマザクラ(大島桜)の雑種のようです)が満開でした(上下2枚の写真)。沖縄のカンヒザクラ(寒緋桜)(沖縄ではヒカンザクラを通常こう呼んでいます)にも負けない見事なものでした。しかし、本数が少ないのはいたし方ありませんか。

  • 芸術の 都の薫り 彼方から

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2007年2月21日 (水)

全都道府県訪問#43 沖縄県#5(首里城・玉陵)

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 第3日目は快晴でした。ホテルからは残波岬の灯台とホテルがよく望め(1枚目の写真)、またプールサイドのハイビスカスも咲き誇っておりました(2枚目の写真)。

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 最終日はいよいよ那覇市に向かいました。今回も沖縄自動車道を利用しましたが、結構スムーズに那覇市内に到着しました。まず向かったところは、当然首里城公園です。首里城では、ちょうど沢山のラン人形を飾った花まつりの最中でした。首里城公園では、一気に記しますが、守礼門(3枚目の写真、私の好きな2千円札の図柄です)⇒園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)⇒歓会門⇒龍樋⇒瑞泉門⇒漏刻門⇒日影台(にちえいだい)⇒供屋・万国津梁(しんりょう)の鐘⇒広福門⇒下之御庭(しちゃぬうなー)⇒系図座・用物座⇒首里森御嶽(すいむいうたき)⇒京の内⇒奉神門⇒御庭(うなー)⇒南殿・番所(ばんどころ)⇒書院・鎖之間(さすのま)〔一般公開されたばかり〕⇒正殿(4枚目の写真)⇒黄金御殿(くがにうどぅん)・御内原(おうちばら)〔復元工事中〕⇒下庫理(しゃちぐい・正殿1階)と御差床(うさすか)⇒大庫理(うふぐい・正殿2階)と御差床⇒北殿⇒右掖門⇒久慶門⇒守礼門⇒玉陵(たまうどぅん)の順で観光しました。

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 琉球王国の栄華を物語る世界遺産である首里城跡、首里城のパンフレットの説明は次のとおりです。

 首里城の創建は14世紀頃といわれていますが、詳しいことはわかっていません。その後、1406年に尚巴志が琉球国支配のための居城として以来、1879年、最後の国王・尚泰が明治政府に明け渡すまで、約500年にわたって琉球王国の政治・外交・文化の中心地として栄華を誇りました。首里城には中国や日本、東南アジアなどどの交易から様々な文物がもたらされ、漆器、染織物、陶器、音楽など、琉球独特の文化が花開いたのです。
 1945年の沖縄戦で灰燼に帰した首里城は、1992年、沖縄の本土復帰20周年を記念して復元されました。鮮やかな朱色に彩られたその姿は、王国の歴史・文化の息吹を伝える殿堂であり、沖縄のシンボルそのものといえるでしょう。

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 かって、首里城正殿2階の大庫理には、中国皇帝から贈られた書を扁額に仕立てて9枚掛けていたそうです。現在その内3枚が復元されていて、御差床の上にも1枚がかざられており(5枚目の写真)、「中山世土(ちゅうざんせいど)」とあります。「中山世土」は清朝第4代皇帝康熙帝(こうきてい)から尚貞王(しょうていおう)に贈られたもので、「中山は代々、琉球国王の国である」との意味だそうです。

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 一方、園比屋武御嶽石門(6枚目の写真)については、案内板によれば「石門とその奥の森を園比屋武御嶽といい王府の祈願所であった。石門は神社でいう拝殿にあたるが本殿に相当する建物はなく石門の後ろに広がる森がそれにあたるという。石門の創建は尚真(しょうしん)王時代の1519年。1933年には旧国宝に指定されたが沖縄戦で大破。1957年に復元され、後に解体修理し1986年に完成した」とのことです。

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 次に、玉陵(7枚目の写真、左から東室、中室)ですが、ここは首里城から少し離れて西に下ったところにあるせいか、訪れる観光客は極端に少ないようでした。パンフレットの説明は次のとおりです。

 玉陵は、1501年、尚真王が父尚円(しょうえん)王の遺骨を改葬するために築かれ、第二尚氏王統の陵墓となりました。
 墓室は三つに分かれ、中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋、創建当初の東室は洗骨後の王と王妃、西室には、墓前の庭の玉陵碑に記されている限られた家族が葬られました。全体のつくりは、当時の板葺き屋根の宮殿を表した石造り建造物になっています。墓域は、2,442㎡。
 沖縄戦で大きな被害を受けましたが、3年余りの歳月をかけ、修復工事が行なわれ、往時の姿を取戻して今日に至っています。

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 最後に仮説の蘊蓄を披露します。なぜ沖縄そばは、明らかにソバ粉ではなく小麦粉を練って作ったものなのに、「うどん」と呼ばずにに「そば」と呼ぶのでしょうか。私は、沖縄では御殿や陵を「うどぅん」と読むことと関係しているのではないかと考えました。紛らわしいですよね。本件ご存知の方がいらしたら、本当の話をそっと教えて下さい。おまけに、歓会門の両側に鎮座している可愛いシーサー(石獅子)を8枚目の写真でご紹介します。

  • 沖縄を 戦場にした 傲慢さ

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2006年12月 8日 (金)

大エルミタージュ美術館展と上野公園の紅葉

Himg0112_1  先週末上野公園(上野恩賜公園)にある東京都美術館で、大エルミタージュ美術館展を観て参りました。展覧会の副題が、「いま甦る巨匠たち400年の記憶」そして「ヴェネツィア派からモネ、ゴーギャン、ルノワール、ピカソまで」とあり、かなりの意気込みが窺えます
 この展覧会は3フロアーを使い、ロビー階に「Ⅰ家庭の情景」として20Himg0109点、1階に「Ⅱ人と自然の共生」として39点、そして2階に「Ⅲ都市の肖像」として21点、合計80点もの絵画が展示されておりました。いつものとおり進化した音声ガイドを利用して素早く鑑賞したわけですが、私の印象に残ったものは、フラマン、クナウス、ルノワール、ゴーギャン、マチス、ルソーらの絵画でした。ゴーギャンの絵は本展覧会のテーマの絵にもなっております。このHimg0110_1展覧会の会期は、クリスマスイブ、12月24日(日曜)までです。まだご覧になっていない方は早めにいらして下さい。

 エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルグにあります。サンクトペテルブルグは、ロシア皇帝ピヨトール1世が何もないところに一からHimg0114_1築き上げたロシアの首都です。エルミタージュとはフランス語で「隠者の庵」という意味らしく、元々はエカテリーナ2世の絵画コレクションをプライベートに展示していた場所(王宮)であったそうです。後に一般に公開される訳ですが、展示室が約1000もあり、鑑賞するために歩く総距離が何と28㎞もあると聴かされ、とても驚きました。ロンドンの大英博物館、パリのルーブル美術館と併せて、世界の三大博物館と呼ばれているそうです。

 ところで、上野公園は紅葉の真っ盛りでした。紅葉の写真を説明します。Himg0107上から、①東京国立博物館(左下隅)と紅葉、②水上音楽堂近くのモミジの紅葉、③不忍池・ボート池と紅葉(上野精養軒が右上隅にわずかに観えます)、④噴水横の紅葉と月齢11日位の月、⑤(突然新宿ですが)新宿中央公園の紅葉と水の広場でのフリーマーケット(蚤の市)(左隅)です。なお、上野公園は、江戸幕府三代将軍徳川家光の命により天海僧正によって1635年(寛永2年)に建立された寛永寺の境内跡だそうです(出展「江戸下町情緒―上野恩賜公園」)。

  • 紅葉と エルミタージュの 競