カテゴリー「グルメ」の21件の記事

2008年4月30日 (水)

チック・コリア&上原ひろみのコンサート「デュエット」を聴いて

 本日、日本武道館で行われた、チック・コリア&上原ひろみのコンサート「デュエット」を聴いて参りました。入場すると、舞台には2台のグランドピアノがバック・ツー・バックに置かれていました。ピアノの蓋は、付けておくと一つが客席と逆方向に開くためか、2台とも外されていました。会場には大勢のお客さんが詰めかけて来ておりました。私の目算では、ざっと7~8千人はいたでしょうか。写真の会場入口には、沢山のお祝いの花が飾られておりました。その先頭にあった花を贈呈した小倉智昭さんも来られていたようでした。

Nec_1367

 開演予定の午後7時を10分過ぎたところで、チック・コリアさんと上原ひろみさんが登場しました。チックさんは、青いトレーナーにブルージーンズ、そして紺のベストを羽織り、登場しました。そして、縮れた髪をポニーテールにまとめ、首にネックレスと水玉のスカーフ(途中で外しました)をかけ、足にはスニーカーを履きと、いつものようにカジュアルな服装のようでした。手首に巻いた、カシオのG-ショックのような大きな時計が目立っておりました。一方、ひろみさんは、黒の縁取りのある真っ赤なミニのワンピースに黒いスパッツ姿で登場しました。頭に大きな赤い髪飾りを付け、少しシックな感じですが、足にはやはりスニーカーを履いておりました。

 さて、チックさんが舞台向かって左側、ひろみさんが右側にそれぞれ座り、演奏が始まりました。何と最初から猛スピードの超高度技術を披露してくれました。目配せしながらの演奏で、楽譜があったとしてもとても短いものでしたので、二人ともかなりの部分は即興(アドリブ)で弾いているのだと思います。一気に大きな武道館がジャズクラブに変身しました。さらに、一杯のドリンクがあれば格別でしたが…。2曲目終了後に空調の風量が大きくなり、音が気になり出しましたが、高品質のPAシステムを使用しているためか、演奏中は余り邪魔になりませんでした。演奏曲目は、チックさんの解説やスクリーン映像でチラッと観えた楽譜のタイトル等から、次のように想定しました。ジャズですから、コンサート・プログラムがなかったのです。

Very Early(2人の最新アルバム「デュエット」からの曲)
Summer Time(ガーシュウィン作曲)
Children Song #12
Place to Be(上原ひろみ作曲)
xxxxx(パーカッションを使いながら演奏、場所を交替)
Fool on the Hill(ビートルズの曲で、ジョン・レノン作曲、チックが左に復帰)
xxxxx
アンコール#1  xxxxx
アンコール#2  Spain(チックの代表曲、場所を交替し、パーカッションも使用し、連弾も実施)

 約2時間のぶっ通しの演奏の後、午後9時に終演となりました。幸せな気持ちで武道館を後にしましたが、すぐに地下鉄九段下駅に向かえばごった返していると思い、歩いて飯田橋(神楽坂)に行くことにしました。深夜まで営業している京都祇園おいしんぼ神楽坂店で、一杯と遅い夕食を楽しみました。高知で出会った「のれそれ」(アナゴの稚魚の酢の物)が今日のおすすめにあったのには驚きました。

  • 武道館 紫煙知らずの ジャスクラブ

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

チック・コリア&上原ひろみ『デュエット』 チック・コリア&上原ひろみ『デュエット』

販売元:楽天ダウンロード
楽天市場で詳細を確認する

デュエット(初回限定盤)(DVD付) Music デュエット(初回限定盤)(DVD付)

アーティスト:チック・コリア&上原ひろみ
販売元:UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)
発売日:2008/01/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月25日 (金)

全都道府県訪問#45 高知県#1(旅程)

 ゴールデンウィーク前半を利用して、全都道府県訪問第45番目の高知県を訪れました。残りは佐賀県と長崎県の2つになりました。今回の旅行も天気に恵まれ、以下のような旅程をこなしました。

  • 第1日目
    • 空路、高知龍馬空港(高知県南国市)に到着し、レンタカーを借用
    • 空港から170km余り、約3時間半ぶっ通しで運転して足摺岬(土佐清水市)に到着
    • あしずり温泉郷・国民宿舎足摺テルメ泊(清水サバの刺身を味わう、高知名産のちゃんばら貝に出会う)
  • 第2日目
    • 足摺岬、足摺岬灯台、白山洞門、金剛福寺を観光
    • 唐人石、唐人駄場遺跡を観光
    • 臼碆(うすばえ)を観光
    • 清水漁港・足摺黒潮市場のレストランで昼食(清水サバぶっかけ丼を食す)
    • 竜串(土佐清水市)観光
    • 四万十市(旧中村市)に向かい、四万十川観光開発(株)の四万十川舟母(せんば)浪漫に乗船(日本三大清流の一つ目を訪問)
    • 四万十いやしの里内の四万十の宿泊(皿鉢(さわち)料理を味わう)
  • 第3日目
    • 四万十いやしの里散策
    • 四万十川やや上流の四万十の碧(あお)屋形船に乗船し、三里沈下橋をくぐる
    • 三里沈下橋、佐田(さだ)沈下橋を観光
    • 世界の藤の里(香山寺市民の森)訪問
    • 高知市に向かう途中、黒潮町の道の駅「ビオスおおがた」のレストラン「ひなたや」で昼食(地元産ウナギを食す)
    • 高知市に到着し、桂浜で高知県立坂本龍馬記念館と坂本龍馬銅像を観光
    • 高知市中心部の城西館泊(「のれそれ」(アナゴの稚魚の酢の物)に出会う)
  • 第4日目
    • 高知市立龍馬の生まれたまち記念館、はりまや橋(日本三大がっかり訪問完了)、高知城を観光
    • 龍河洞(香美(かみ)市)観光(日本三大鍾乳洞のニつ目を訪問)
    • 高知龍馬空港でレンタカー返却(総走行距離:500km弱)
    • 空港から帰路へ(土佐料理「司」空港店で「うつぼのたたき」に出会う)

 次の写真は飛行機上から富士山を撮影したものです。昨年2月に沖縄往きの機上から撮影したものより雲が多く、中央やや左に写っている富士山の見分けが難しいです。しかし、今回は右手前に狩野(かの)川河口を含めた沼津市のあたりがよく写っております。

Cimg0591

  • 海の幸 ああ川の幸 山の幸

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

高知県の歴史散歩 高知県の歴史散歩

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

高知県の不思議事典 高知県の不思議事典

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月 5日 (土)

飛鳥山公園の桜(ヤエベニシダレザクラ等)と渋沢史料館・晩香盧・青淵文庫

 まず昼の腹ごしらえとして、東池袋、サンシャイン60に向かう左角のビルにある宮城ふるさとプラザに参りました。1階奥に「伊達の牛たん本舗」があり、そこで本場仙台の牛たん定食を味わいました。お土産に、牛たんの美味しい部分だけを選り分けた「厚切り 芯たん 塩仕込み」と「牛たん ひき肉 キーマカレー」を買いました。

 そして本日の目的地、飛鳥山公園へ向かいました。JR王子駅に到着すると、左手南側一帯が飛鳥山公園です(次の写真)。飛鳥山公園は江戸幕府8代将軍徳川吉宗が庶民に花見を楽しんでもらおうと桜を植えたのが始まりで、ソメイヨシノ主体に現在約650本の桜があるそうです。

Cimg0485

 飛鳥山公園の東側半分は、日本に近代的経済社会の基礎を築いた渋沢栄一(1840(天保11)年~1931(昭和6)年)が所有していた「暖依村荘(あいいそんそう)」でした。暖依村荘は8,470坪(約2.8ha)の敷地を持ち、渋沢が1879(明治12)年から別荘として、1901(明治34)年から本邸として利用した邸宅です。住居等主要部分は1945(昭和20)年4月の空襲で焼失しましたが、大正時代の小建築として貴重な「晩香盧(ばんこうろ)」と「青淵文庫(せいえんぶんこ)」が焼失を免れました。これらの建物は昔の面影をとどめる庭園の一部とともによく保存されています。晩香盧と青淵文庫は、毎週土曜日12:30-15:45に内部公開されており、今回ちょうど見学することができました。

 焼失した本館のあたりに建設されている渋沢史料館の横には、満開のヤエベニシダレザクラ(八重紅枝垂桜)がありました(次の写真)。また、園内には早咲きのギョイコウ(御衣黄)も淡い緑色の花を咲かせておりました。

Cimg0488

 渋沢栄一先生は多くの人々から尊敬されておりますが、その思想と努力は資料館のパンフレットには次のように整理されております。

  • 株式会社組織により、多くの人々の知恵と資金を集め、道義に則った、活発な企業活動を展開して、豊かな社会を実現する
  • 国境を越えて、自由で活発な市場経済を実現し、人類全体を豊かにする
  • 市場経済の中で、取り残されがちな弱者を支援する社会福祉や、社会の基盤として大切な教育にも力を入れる

 これは、いわゆる「道徳経済合一説」で、彼は約500にのぼる会社の設立や経営に関わるとともに、多くの教育機関・社会公共事業の支援や民間外交にも尽力したそうです。藤原正彦先生が言うように、これは市場原理主義(金儲け主義)とは一線を画していると思います。次の写真は、史料館2階にあるリフレッシュコーナーから北東方向を写したものです。曲面の出窓から眺望する桜が見事で、上の写真のシダレザクラも右手前に観えます。

Cimg0493

 晩香盧は、栄一翁の喜寿を祝って、清水組(現清水建設)4代目当主・清水満之助から贈られた建物(延べ床面積約72㎡、竣工1917(大正6)年)とのことです。次の写真は晩香盧と桜(白花なのでオオシマザクラ(大島桜)系か)です。

Cimg0489

 青淵文庫は、栄一翁の傘寿(80歳)のお祝いと男爵から子爵への昇格のお祝いを兼ね、竜門社(現渋沢栄一記念財団)が寄贈した建物(延べ床面積約330㎡、竣工1925(大正14)年)とのことです。次の写真は青淵文庫と桜です。後方の桜は白花なのでオオシマザクラ系でしょうか。手前のカンザン(関山)の花はまだつぼみでした。

Cimg0491

  • 渋沢の 真の実業家 魂を

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

小説渋沢栄一(上) 小説渋沢栄一(上)

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

小説渋沢栄一(下) 小説渋沢栄一(下)

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

雄気堂々〈上〉 (新潮文庫) Book 雄気堂々〈上〉 (新潮文庫)

著者:城山 三郎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

雄気堂々 下    新潮文庫 し 7-4 Book 雄気堂々 下    新潮文庫 し 7-4

著者:城山 三郎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

渋沢栄一「論語」の読み方 渋沢栄一「論語」の読み方

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月29日 (土)

上野公園と上野精養軒の桜(ソメイヨシノ)

 ついに上野にたどり着きました。さすが東京一の桜(ソメイヨシノ)の名所、上野恩賜公園はとてもとても賑わっておりました。歩いている沢山の人達、そして宴会で盛り上がっている人達、この時季ならではのものです。次の写真は大噴水前の大広場(よく大道芸をやっているところです)から、上野広小路方向を撮ったものです。上空に鳥が2羽飛んでいる宵の口の雰囲気がよく出ているのではないでしょうか。

Cimg0416

 そして食事のために上野精養軒に向かいました。1772年(明治5年)創業のフランス料理の老舗であり、不忍の池畔の高台にあります。歴史があるだけあって、ここは人的サービスがとてもいいと思います。ディナーを予約してあったグリルフクシマで、春季限定メニュー「夢宵桜に誘われて」を楽しみました。ロゼのシャンパンもワインも美味しく、「桜の葉で包んだ舌平目のヴァプール」などまさに季節にぴったりのメニューでした。

 食事前にライトアップされた庭の桜(ソメイヨシノ)を撮ってみました。桜の向こう側は不忍池のはずです。

Cimg0422

 都営地下鉄大江戸線の上野御徒町駅から帰るために、まだまだ賑わいの残っている公園を上野広小路方向に歩いていたら、不忍弁天堂がライトアップされておりました。

Cimg0425

  • 上野の山 桜の宴 宵尽くし

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

東京10000歩ウォーキング 台東区上野恩賜公園満喫コース  19 東京10000歩ウォーキング 台東区上野恩賜公園満喫コース  19
販売元:TSUTAYA online
TSUTAYA onlineで詳細を確認する

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年3月 8日 (土)

目白の隠れおでん屋「田のじ」を訪れて

 6月21日(土曜)に開催される東京楡の会・総会に向けて、総会の企画、今年1年間の活動方針、昨年の決算等を審議する幹事会が東京・目白の学習院大学の会場を借りて行われました。終了後役員のお二人と軽く一杯といことになりました。1月の運営委員会後の新年会で訪れた、おでん屋さん「田(でん)のじ」に再度伺いました。

 目白には余りよく知られた店がないようですが、ここ「田のじ」は隠れた名店のようです。その証拠に女性客が多く、待ち行列ができるほどです。また場所柄か時には秋篠宮殿下もお越しになるようです。場所は、目白駅からすぐ西側の階段を降りて、目白通りの一本裏通りを西へしばらく歩いて、道路の左側、リッチモンドホテルの向い側になります。電話番号は、(03)3954-3855です。

 田のじの女将は大阪市住吉区、住吉大社の近くのご出身で、現在は独身のようです。したがって、おでんはすべて関西風の透き通った薄味のダシが使われています。美味しいネタは牛すじ、特に有名なネタはトマト丸ごと1個を煮込んだものです。純米酒の神亀等のお酒も美味でしたが、最後に食事代わりに「きつねうどん」を頼んでビックリ、大きな丸々と膨らんだ油揚げがダシに浸かって一つ登場しました。油揚げを箸でつついて破ると、その中には手打ちうどんがぎっしりと詰まっておりました(次の写真)。うどんは関西風、讃岐うどん風で美味しかったです。

Nec_1235_2

 ところで、東と西ではアクセントが違いますが、すみよし(住吉)はどんな感じだと思いますか。東では「よ」にアクセントがありますよね。西では「す」にアクセントがあるようです。田のじの女将のアクセントもそんな感じでした。面白いのは、実はアクセントが東では前にあるが、西では後ろにある単語が圧倒的に多いのですが、「すみよし」は逆であることです。江戸時代に徳川幕府が西から侵入したスパイを見分けるために、すべての単語のアクセントを西とは違うように変えたことがそもそもの始まりと聞いたことがありますが、本当でしょうか。

  • 美味なもの 東も西も 変わらない

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

温めるだけで本格おでんうま味おでん適量タイプ送料無料!【調理済】350g・具材6品・15袋入 温めるだけで本格おでんうま味おでん適量タイプ送料無料!【調理済】350g・具材6品・15袋入

販売元:味のやま徳
楽天市場で詳細を確認する

一正蒲鉾 玉子入りおでん[調理済み]460g(固形量230g)10袋=1箱人気のお手軽メニュー 一正蒲鉾 玉子入りおでん[調理済み]460g(固形量230g)10袋=1箱人気のお手軽メニュー

販売元:みかん梅干し紀伊国屋文左衛門本舗
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 2日 (日)

早春の房総半島#4(小湊山誕生寺・鯛の浦・妙の浦)

 野島崎を後にして日蓮聖人生誕の地、旧天津小湊町(現鴨川市)に向かいました。南房総市と鴨川市の境は山が海に迫っていて急にトンネルが多くなります。ここからは外房黒潮ラインを走る訳ですが、御宿町まではたびたびトンネルを通ることにました。浅田次郎著「天国までの百マイル」で有名な、鴨川市の亀田記念病院(外壁がカラフル)の横を通り過ぎ、誕生寺付近に到着しました。

 車を一番奥の誕生寺の駐車場に停め、境内を抜け小湊鯛の浦(妙の浦)遊覧船乗船場(鯛の浦会館)に向かいました。暖かい内に先に船に乗ってしまおうと考えた訳です。遊覧船に乗るとまず1222年に日蓮聖人が生まれた場所といわれている妙の浦(内浦湾の東側)へ向かいました。次の写真がその場所ですが、中央やや右側の島(小弁天島)の朱塗りの鳥居が建っているところがまさにその場所ということでした。

Cimg0294

 次に船は鯛の浦に少し戻り、餌を与えると鯛(主にマダイ)が浮上してくる様子をみせてくれる手筈になっておりました。しかし、いくら餌をまこうと鯛の姿は一向に見えませんでした。カモメが沢山飛んできて鯛の餌を横取りするばかりでした。船の従業員の説明によれば、やや日が陰り水温が下がったためとのことです。すぐ前の出航まで見えていたそうですから、不運でした。

 マダイは通常深さ30~150m位の海中に生息している近海魚ですが、深さ10~30mの浅海の鯛の浦に生息し人の与える餌を浮上してよく食べるのは、他では見られない現象とのことです。日蓮聖人が誕生した古来殺生禁断の地ということで、そのことに関連付けられている聖なる現象とされております。次の写真は、次の鯛の浦遊覧船が我々の船とすれ違い、妙の浦に向かっているところです。

Cimg0299

 遊覧船から降りてさすがにお腹が空いたということで、遊覧船乗場(鯛の浦会館)のすぐ横で誕生寺参道のすぐ前にある広瀬屋さんに入店しました。ここでは、キンメダイ(金目鯛)の煮付けを食しました。ふっくらとしていて、また脂が適当にのっていて、とても美味しく感じました。伊豆稲取(東伊豆町)のものに引けを取りませんでした。

 そして正式に小湊山誕生寺(日蓮宗)に参詣することにしました。参道に再び入ると、軒を連ねている売店のおばさんから声をかけられました。「あんたさっきも通ったね。田村亮みたいだから…」と言われました。若い人は分からないかもしれません。ロンドンブーツ1号2号の田村亮ではなく、俳優の田村亮です。昔の映画俳優の板東妻三郎(歿)の子供達で、高廣(歿)、正和そして亮の俳優三兄弟としてよく知られている役者の一人です。ちょっと寒いのでハンティング帽をかぶっていたので、余計似ていたのかも知れません。

 次の写真は誕生寺仁王門です。建立後約300年たっており、誕生寺では一番古い建物だそうです。

Cimg0306

 さて、誕生寺に関する解説板から年表を若干まとめると次のようになります。

  • 1222年(鎌倉時代) 日蓮聖人誕生
  • 1276年(建治2年) 日蓮聖人誕生の地(妙の浦付近の祓崎(はらいざき)南端)に小湊山誕生寺開山
  • 1498年(明応7年) 大地震大津波により流失し、現在の地に移動
  • 1703年(元禄16年) 房総沖震源の大地震大津波で再度流失したが、水戸徳川家の帰依により再興
  • 1758年(宝暦8年) 大火により仁王門以外の七堂伽藍を消失
  • 1842年(天保13年) 雨落十八間四面総欅造りの大祖師堂が完成

 これを見ると房総半島でもいかに何度も大地震が起きているかがよく分かります。大地震の備えは必須ですね。次の写真は祖師堂を左斜め前方から撮ったものです。

Cimg0310

 祖師堂の右前方にはかわいい日蓮上人御幼像(次の写真)がありました。

Cimg0312

 祖師堂の右側に回ると、何と河津桜が八分咲きになっておりました(次の写真)。

Cimg0315

 夕方誕生寺を後にし外房黒潮ラインをさらに北上して、ついに九十九里ビーチラインに入り白子町に到着しました。白子町では約400本の河津桜が植えられており、桜祭りの最中だという話を聞いていました。しかし、桜祭りの会場には誰もおらず、河津桜をよく観るとまだ開花前でした。今年はやはり厳冬のため相当に開花が遅れているようです。

 仕方がないので帰宅することとし、白子ICから九十九里有料道路に入り、東金九十九里有料道路、千葉東金道路、京葉道路、東京湾岸道路、そしてレインポーブリッジを通り、首都高に合流しました。千葉東JCT付近で若干渋滞していましたが、他は大体スムーズで湾岸幕張PAでの休憩時間を除けば、約2時間半のドライブでした。

  • 鯛の浦 真鯛がおらず 鷗(かもめ)浦
  • 関東も 地震の備え 憂いなく
〈マンガ〉日蓮入門 〈マンガ〉日蓮入門

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

日蓮の軌跡 日蓮の軌跡

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

日蓮 日蓮

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

日蓮とその弟子 日蓮とその弟子

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 1日 (土)

早春の房総半島#2(南房パラダイス・平砂浦の夕日)

 洲崎から房総フラワーラインを経由して南房パラダイス(館山市)へ向かいました。ここはシンガポール国立植物園と姉妹提携した観光動植物園で、14.5万㎡の広い敷地に温室が沢山あり、約5,000種の植物を栽培しています。次は入口付近から撮影した展望塔です。並木はオキナヤシモドキ(別名:ワシントンヤシモドキ)で、耐寒性の強いヤシのようです。

Cimg0245

 次の写真は展望塔から洲崎方向を撮ったものです。正面の砂浜が平砂浦(へいさうら)海岸です。

Cimg0249

 シンガポールらん館ではマーライオン(Merlion:次の写真の中央)がファノレシプス(コチョウラン:左後方の紅白のラン)とオンシジウム(オンシジューム:右手前の黄色のラン)に囲まれていました。マーライオンの解説板は次のように説明しておりました。

 マーライオンは、シンガポールの象徴です。下半身の魚は、昔シンガポールがテマセク(海の町の意)と呼ばれていたことを象徴しています。頭のライオンは、13世紀にニラ・ウタマ王子がシンガポールに上陸したとき、奇妙な動物を目撃しその動物をライオンと思い込み、それに因んでこの地をシンガプーラ(ライオンの街の意)と改名させたという伝説に由来しています。この像は、シンガポール政府観光局の許可を得てシンガポールにおいて製作されたものです。

Cimg0255

 次は種々のカトレアのコレクションです。

Cimg0251

 大温室群の途中に池があり、白鳥と黒鳥と鴨達が遊んでいました。

Cimg0257

 温室の中で不思議な植物(次の写真)を見付けました。ノランテア・ギアネンシスというギアナ原産の樹です。解説によれば次のとおりです。

常緑のつる性低木で、根が他の植物に付着する着生植物です。花は紫色で小さく目立ちませんが、蜜腺がオレンジ色の袋状に肥大し、花穂から垂れ下がり美しい穂の形になっています。

Cimg0260

 この日はたてやま平砂浦温泉(館山市)のホテルに宿泊し、温泉そして魚介類と肉野菜の炭火焼を堪能しました。次の写真は、ホテルの部屋のベランダから観た洲崎方向の房総半島に沈む夕日です。やや左後方の島は伊豆大島です。

Cimg0264

  • 平砂浦 朝日夕日に うまいもの

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

まるごとびわゼリー(10個箱入) まるごとびわゼリー(10個箱入)

販売元:亀屋鴨川・千葉・南房総食品館
楽天市場で詳細を確認する

まるごとびわゼリー(ひとくちタイプ)+超得0310 まるごとびわゼリー(ひとくちタイプ)+超得0310

販売元:豆や・お茶や マルハチ
楽天市場で詳細を確認する

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年1月20日 (日)

上野東照宮の冬ぼたん

 両国で北斎展を楽しんだ後、上野東照宮のぼたん苑で冬ぼたんを観て参りました。このぼたん苑は、1980年4月に日中友好を記念して開苑したもので、約250品種・3200本ものぼたん(牡丹)が栽培されているそうです。

 まずは「冬紅光」という品種です。

Cimg0209

Cimg0210

 次に「朝日港」と「御国の曙」です。

Cimg0213

Cimg0215

 所々に小型に剪定されたロウバイ(蝋梅)も満開になっておりました。

Cimg0212

 上野東照宮は、戊辰戦争、関東大震災そして第二次世界大戦でも破壊・焼失を免れた、江戸時代の面影を残す貴重で幸運な文化財なのだそうです。現地説明板によれば、その縁起は次のとおりです。

 元和2年(1616年)2月見舞いのため駿府城にいた藤堂高虎と天海僧正は危篤の家康公の病床に招かれ三人一処に末永く魂鎮まるところを造って欲しいと遺言された。そこで高虎の家敷地であるこの上野の山に寛永4年(1627年)に本宮を造営した。その後将軍家光はこの建物に満足出来ず慶安4年(1651年)現在の社殿を造営替えし、江戸の象徴とした。

Cimg0201

 透塀(すきべい)で囲まれた社殿の敷地に続く正面の門が唐門(からもん)です。パンフレットの説明は次のとおりです。

 1651年建築。国指定重要文化財。総金箔の門で、両側上部にある松竹梅と錦鶏鳥の透彫は、精巧で美しく、室町・桃山の技術を集大成したものとして評価されています。柱の内外4額面には、日光の眠り猫で有名な、左甚五郎作の昇り龍・降り龍があり、不忍池の水を飲みにいったという伝説がごあります。頭を垂れているほうが昇り龍と呼ばれているのは、偉大な人ほど頭を垂れるという諺に由来するといわれています。

Cimg0203

【現地説明板の東照宮歴史ものしりメモによる蘊蓄】
 唐門の正式名称は「向唐破風造り四脚門(むかいからはふづくりよつあしもん)で、桁行一間、梁間一間、屋根は銅瓦葺です。以前は参拝者はこの門をくぐって拝殿に昇殿しましたが、現在は彫刻保護のため通行できなくなっています。創建当時は身分により参拝規則が定められており、唐門の内側には身分の高い人しか入れませんでした。唐門の先も拝殿に上がれるのはさらに身分の高い人で、さらにその先の石の間(幣殿)には将軍家しか入れないなど厳しく決められていました。

 いつも美味しい食事と丁寧な応対に感動する上野精養軒のメインダイニング「グリル・フクシマ」で、夕暮れを眺めながら早めの食事をとりました。終わって外へ出ると暗くなっていました。上野公園の広小路側の入口では、動物達のイルミネーションが輝いておりました。

Cimg0217

  • 冬ぼたん 凍てつく空気 和ませて
  • 江戸文化 今に引き継ぐ 東照宮

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

ボタン、シャクヤク (NHK趣味の園芸・よくわかる栽培12か月) Book ボタン、シャクヤク (NHK趣味の園芸・よくわかる栽培12か月)

著者:江川 一栄,青木 宣明,芝沢 成広
販売元:日本放送出版協会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年11月30日 (金)

銀座資生堂本社のイルミネーション

 子供達2人の月遅れの誕生日祝いをするために、エスカイヤクラブパレ銀座店にディナーを楽しみに参りました。まずスペインのスパークリングワインで乾杯し、米沢牛のヒレに舌鼓を打ちました。お代わりの飲み物としては、子供達はカクテルを頼み、我々はマルゴーの赤ワインをいただきました。

 エスカイヤクラブにお願いがあります。ウイスキーのボトルを全国の全店共通でキープしているのですが、たまに一口も飲みもしないのに残量が減らされることがあります。今回もそれが発生しました。おあいそ終了後にすぐ気付き、店長に指摘し訂正していただきました。以前にも青山オーバル店でも2回同様のことが起き、大変不愉快な思いをしました。1度目はすぐ気が付かず時間がたってしまったのですが、2度目はすぐに気が付き何日か後に訂正していただきました。出席者に確認した上で、いろいろ証拠を見せて、マネジャーと交渉するのは大変でした。

 ボトル残量などというものは、お客様にとっては店を信用するしかないものです。したがって、店は是非お客様をだますようなことがないようにお願いしたいと思います。大和実業を信用しない訳ではありませんが、どうせ会社が払っているのだろうと適当にボトル残量を減らされたのではたまりません(実際今回は私の個人負担です)。システムの問題なのか、各店の管理の問題なのか分かりませんが、是非日常業務を充分にチェックし、二度とこのようなことが起きないようにしていただきたいと思います。飲食店は信用が第一ですから、最近頻繁に起きている不祥事とは無縁の会社にするようにお願いいたします。

 食事の後、年末のイルミネーションで飾られている銀座の街を散歩しました。今年は並木通りの資生堂本社前のイルミネーションが見事です。多分シャンプーTSUBAKIのパッケージの色から来ているのではないかと思いますが、赤色主体の光で飾られたクリスマスツリーが素晴らしいです。

Cimg0089

Cimg0090

  • 年末の 光の海に 眼が泳ぐ 

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

TSUBAKI(ツバキ) ゴールデンリペア シャンプー 550ml Health and Beauty TSUBAKI(ツバキ) ゴールデンリペア シャンプー 550ml

発売日:2007/09/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

TSUBAKI(ツバキ) ゴールデンリペア コンディショナー 550ml Health and Beauty TSUBAKI(ツバキ) ゴールデンリペア コンディショナー 550ml

発売日:2007/09/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

TSUBAKI(ツバキ) ゴールデンリペア トリートメント 200g Health and Beauty TSUBAKI(ツバキ) ゴールデンリペア トリートメント 200g

発売日:2007/09/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月23日 (金)

秋の長瀞#1(長瀞ライン下り)

 紅葉を追いかけて、秋の長瀞(ながとろ)を訪ねて参りました。11月にしてはやや低い気温ですが空は快晴、久々に愛車レクサスIS250でドライブすることにしました。所沢ICから関越自動車道に入りましたが、もう鶴ヶ島IC付近まで渋滞しておりました。渋滞を抜け花園ICで降りて、国道140号で荒川沿いに長瀞町に向かいました。約2時間で秩父鉄道・長瀞駅に到着し、駅のすぐ東側(荒川側)の駐車場に車を入れました。

 まずは長瀞ライン下りを楽しむこととし、駐車場すぐ横の案内所(発券所)へ向かいました。親鼻(おやはな)橋から岩畳(いわだたみ)までのAコースのチケットを購入し、マイクロバスで親鼻橋下の出発点まで送ってもらいました。お得情報ですが、長瀞ライン下りのホームページから割引券(兼駐車場無料券)が入手できます。次の写真は、出発点に立ってこれから下る荒川の下流方向を撮ったもので、右側遠くに観えるのは秩父鉄道の荒川橋梁(きょうりょう)です。これは、秩父鉄道では一番長い鉄橋で、長さが167m、水面からの高さが約20mあるそうです。

Cimg0001

 最近雨が少ないため水量が不足気味とのことで、所々で船底が川底の石に当たりました。したがって、スリルがあるはずの瀬も大したことはなく、少々残念でした。しかし、今年9月初めに関東を直撃した台風9号による増水の影響が残っており、はるか上方、岩壁の頂上近くの樹木の枝に布やビニールのボロ屑が引っかかっておりました。次の写真は小さな瀬を越えたところです。

Cimg0009

 流れが緩やかになると岩畳と秩父赤壁の間に差しかかり、約3kmを約30分で下る船旅も終盤です。次の写真は、岩畳と紅葉も見頃な発着所付近を撮ったものです。

Cimg0019

 下船し岩畳の上を散歩しました。次の写真は、岩畳から眺めた対岸の秩父赤壁です。

Cimg0024

 この後は寶登山(ほどさん)神社を参詣することし、岩だたみ通り、表参道、そして宝登山並木参道を通って、街西部に向かいました。神社近くの左手に有隣倶楽部があり、少々早めの昼食を食しました。前述の長瀞ライン下り割引券と一緒に入手した、有隣倶楽部お食事10%割引券を利用して竹膳料理を楽しみました。料理がすべて孟宗竹(もうそうちく)の器に盛り付けられ、アユ(鮎)の塩焼きや山菜の天ぷらが特に美味でした。次の写真は、レストランから眺めれれた倶楽部入口の庭です。

Cimg0031

  • 紅葉と 水と岩肌 ライン下り

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

渓谷ウォーキングと露天風呂 #10 岩畳の渓谷美 長瀞と秩父温泉
提供(株)JIC
提供:@niftyコンテンツ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月 8日 (月)

秋の鎌倉

 先週末に鎌倉で秋の花を観賞する機会がありました。まず白萩を観るために宝戒寺(ほうかいじ)に参りました。数回は訪れているので、道順は確かです。まず、鎌倉駅を出ると、小町通りと若宮大路の喧噪を避けるため、それらの道を横切って小町大路へ向かいました。大路とはいっても車がすれ違うのがやっとの道、気を付けながら北東方向に進みます。500mくらい歩くと右手に宝戒寺の入口が見えます。宝戒寺は鎌倉幕府の執権北条氏の屋敷址にあり、その由緒はお寺の解説板によれば次のとおりです。

 新田義貞の鎌倉攻めにより、この寺の南東にある「腹切りやぐら」で、最後の執権・北条高時をはじめ北条一族870余名が自害したと伝えられます。
 滅亡した北条氏の霊を弔うため、また修行道場として、後醍醐天皇が足利尊氏に命じ、北条氏の屋敷があったとされるこの地に寺を建立させました。
 境内には四季を通じて花が咲き、9月には白いハギで埋めつくされる「萩の寺」として有名です。

 残念ながら10月になっていたので、白萩の花は終わっており、わずかに赤い萩の花が少し残っているだけでした。ここに白萩が多いのは、源氏の旗色にちなんだもののようです。ここでは本堂の畳の上に上がることができます。ご本尊などを拝んだ後、しばらくは本堂内で静かに座っているのも気持がいいものです。

Himg0883

 境内の奥には大きなスイフヨウ(酔芙蓉)がありました。一日花ですが、朝開いた時は白いのですが、だんだん時間が経つにつれてピンク色になり、最後は赤色になります。ちょうどお酒に酔った時のようなので、酔芙蓉と名付けられたそうです。

Nec_1150

 扇ガ谷に向かう途中で、やはり鶴岡八幡宮に立ち寄り、参詣しました。ここはさすがに混んでいて少し歩きづらい感じでした。しばらく修理中だった、あの静御前が舞ったという舞殿(下拝殿)も綺麗になっておりました。次の写真は舞殿横から本宮を望んだものです。

Nec_1151

 扇ガ谷に入って薬王寺(やくのうじ)、浄光明寺(じょうこうみょうじ)、英勝寺(えいしょうじ)、そして海蔵寺(かいぞうじ)と巡りました。まず次の写真は、薬王寺の境内でソテツ(蘇鉄)の横に咲いていたシュウメイギク(秋明菊)です。薬王寺は亀ヶ谷坂切通しに向かう途中にあります。

Himg0887

 次は、浄光明寺に咲いていたヒガンバナ(彼岸花)の群生です。

Himg0888

 そして鎌倉では現存する唯一の尼寺の英勝寺に向かいました。この寺域は太田道灌公の旧跡だそうです。次の写真は有名な竹林の一角です。

Nec_1153

 そしてここでもまだ彼岸花が咲き残っておりました。

Himg0891

 最後に海蔵寺にたどり着きました。山門のすぐ右側には鎌倉十井の一つの底脱(そこぬけ)の井があり、境内奥には十六井戸があります。境内には、ちょうどキキョウ(桔梗)の花が咲いていました。

Himg0892

 沢山歩いた後の楽しみは食事です。小町通りの西側に面したビルの2階にある葉山牛ステーキ専門の店「マザーズ・オブ・鎌倉(MOTHER'S of KAMAKURA)」に入りました。幸いまだランチタイムでしたので、とても美味しい霜降りの葉山牛ステーキを、割と経済的に楽しむことができました。もちろんビールは地元の鎌倉ビールと葉山ビールを飲みました。

  • 願わくば 古都鎌倉の 秋の彩

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 4日 (土)

全都道府県訪問#44 鳥取県(&島根県)#2(足立美術館)

 第2日目は幸い台風一過の晴天で、まず鳥取県米子市にある皆生温泉から島根県安来市にある足立美術館に向かいました。足立美術館訪問は今回の旅の主な目的の一つでした。そういえば、皆生温泉ではエノハ、アゴ、そしてエテカレイという余り聞き慣れない魚を食しました。いずれもとても美味だったのですが、それぞれ何の魚でしょうか。調べてみると、エノハとはヤマメ(山女)の西日本地方での呼称、アゴとはトビウオ(飛魚)の日本海側の呼称、そしてエテカレイとは山陰沖や日本海側で獲れる小型のカレイ(鰈)のことのようです。アゴというのは、何やら「顎が落ちるほど美味しい魚」を短くした言い方との説もありました。

 足立美術館は、横山大観の約130点を数えるコレクションで著名なことはもとより、5年連続日本一になったその日本庭園で最近特に有名になりました。米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が発表する「日本庭園ランキング」において、2003年から今年2007年まで5年連続で足立美術館の日本庭園が「庭園日本一」に選出されております。「庭園もまた一幅の絵画である」とした、本美術館の創始者の足立全康(あだちぜんこう)氏(1899~1990)の想いと庭造りへの情熱を生き生きと伝える5万坪の日本庭園です。足立氏は地元出身の実業家で、一代で財を成し、独力でこの美術館を作り上げ、1970(昭和45)年に開館に漕ぎ着けた人物です。

 世界一の日本庭園を若干ご紹介しましょう。まず、美術館東側にある正面玄関を入って最初に出合う「迎賓の庭」です。枯山水庭を中心とする、借景も含めた雄大な景色です。

Himg0726

 次は苔庭です。現地の解説板によれば次のとおりです。

 杉苔を中心とした、京風の雅な庭園です。
 手前の石橋から飛石を眼で追ってゆくと一文字橋と太鼓橋にいたり、その間を流れるせせらぎが見所です。この庭園の赤松はすべて斜めに植栽されていますが、これは樹木というものは山の斜面に対してある角度をもって生えており、それを庭内に植える時に、その角度を尊重して植栽しているからです。

Himg0728

 そして、美術館の主庭である枯山水庭です。建物の北側にあるので、建物の影が写真に写っております。ホームページでは次のとおり解説しています。

 画面中央に配置されている三つの立石は、峻厳なる山をあらわし、そこから注ぎ込まれた水が渓流となり、大河となって流れ行く様を、枯山水という伝統的な手法をもちいて表現しています。
 また背景には、16世紀半ばに毛利と尼子が合戦した際、毛利軍が陣を張ったといわれる勝山がそびえており、この庭をいっそう見ごたえあるものにしています。

Himg0732

 次は亀鶴の滝です。先程の枯山水庭を左手前(南西)から観た写真ですが、中央やや左手奥に一筋の滝が流れ落ちているのが分かるでしょうか。ホームページでは次のとおりに解説しています。

 昭和53(1978)年に開館8周年を記念して開瀑した高さ15メートルの人工の滝です。滝口から勢いよく流れ落ちる水の躍動感が、雄大な景色に適度な緊張をあたえています。

Himg0734

 次は、枯山水庭とは建物を挟んで反対側、つまり南側にある池庭です。現地の解説板によれば次のとおりです。

 この庭園の石橋から右の部分は当館の庭園では一番古いもので、昭和43(1968)年頃から造園されたものです。昭和45(1970)年11月に当館が開館したときには、ここが玄関になっておりましたが、昭和59(1984)年4月に「横山大観特別展示館」を増築し、その折に池を中心とした庭園に改造したものです。池の水は地下水を使っておりますため、冬場におきましても鯉が冬眠することなく泳いでおります。

Himg0739

 最後にまた北側に移動して、白砂青松庭を鑑賞しました。1枚の写真に入りきらなかったので、右手・左手の2枚の写真を撮りました。やはり現地の解説板によれば次のとおりです。

 この庭園は、横山大観の名画「白砂青松」(昭和30(1955)年作)のもつ雰囲気を、日本庭園で表現すべく、当館創設者足立全康が作庭したものです。白砂の上に点在する大小の松が見所です。また滝と川を中心として右側は黒松(男松)を使った男性的な庭園。左側は対照的に赤松(女松)を使った女性的な造園になっています。

Himg0740
Himg0741

 ここまでに相当な時間を費消しましたが、美術館の2階に昇って、これからがいよいよ本物の芸術鑑賞です。館内には、横山大観を始め、武内栖鳳、川合玉堂、橋本関雪、榊原紫峰、上村松園など、近代日本画壇の巨匠達の作品1,300点を収蔵しているとのことです。もちろん全作品を同時に展示するスペースはありません。そうそうここでもICレコーダー風の音声ガイドを貸し出しており、日本庭園と展示作品の内20点程の解説を聴くことができました。また、ギャラリートークとして、学芸員が午前に日本庭園について、午後に横山大観の作品について解説して下さいます。しかし、午後は出雲大社に向かうため、美術館には午前中しか滞在しなかったので日本庭園についての解説しか聴けませんでした。夏季特別展の企画として「あなたが選ぶこの一点!」というものもありましたが、私は上村松園の「娘深雪(むすめみゆき)」(大正3(1928)年作)という作品を選びました。

 足立全康氏が横山大観の絵を集めたいと思うようになったきっかけが、「雨霽る(あめはる)(山海二十題之内・昭和15(1940)年作)」という作品に出合ったことだとのことです。墨だけで描かれた素晴らしいこの作品も展示されておりました。どんな作品か興味がある方は、足立美術館ホームページで収蔵品のご紹介のページをご覧下さい。

  • 田園の 中に世界の 美術館

是非 人気blogランキング へ

是非 ブログランキング【くつろぐ】へ

Book 足立美術館

著者:内山 武夫,足立美術館学芸部
販売元:保育社
Amazon.co.jpで詳細を確認する